アメックスが決算受け上昇 22年度の目標が従来見通しを遥かに上回る=米国株個別
アメックス<AXP>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。四半期配当についても、従来の1株0.42ドルから0.52ドルに引き上げる計画を発表。一方、今年度については18ー20%の増収を見込んでおり、1株利益については9.25-9.65ドルを見込んでいる。
同社はパンデミックを過去のものとし、カード利用が過去最高に急増した。以前から、22年度は2年前に設定した目標を達成する年になるだろうと述べていたが、新たなガイダンスは、その目標を遥かに上回るものとなっている。当初は8-10%の収益の伸びと8.85ー9.25ドルの1株利益を見込んでいた。
スクエリCEOは声明、「われわれは持続可能な収益と利益の成長を実現するために志を高くしている。長期的には、経済が安定するにつれて、10%超の収益成長率と10%台半ばの1株利益の成長率を達成することを目標としている」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:2.18ドル(予想:1.83ドル)
・営業収益:121.5億ドル(予想:115.0億ドル)
・貸倒引当金戻入額:0.53億ドル(予想:3.39億ドル)
・総費用:97.9億ドル(予想:93.1億ドル)
・実効税率:25.5%(予想:23.5%)
・四半期配当:従来の0.43ドルから0.52ドルに引き上げ計画
(通期見通し)
・1株利益:9.25~9.65ドル(予想:9.71ドル)
・増収率:18~20%
・10%超の長期的収益目標
・2024年以降の1株利益は10%台半ばの伸び目指す
(NY時間09:40)
アメックス<AXP> 167.37(+8.44 +5.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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