フォードが決算受け上昇 販売価格上昇が半導体不足を補う=米国株個別
フォード<F>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、EBITが11億ドルと予想(1.67億ドル)を大きく上回ったほか、1株利益は予想外の黒字だった。売上高も予想を上回っている。通期のガイダンスも公表しており、EBITを大幅に上方修正している。
世界的な半導体不足の影響を受けながらも予想外の黒字を計上。米国での販売が好調だった。ディーラー在庫が少なくなっているモデルの価格上昇が貢献。また、下期の販売台数が前年比で約30%増加するとの見通しも示した。
同社は日本のルネサスエレクトロニクス<6723>の那珂工場で発生した火災の影響で競合他社以上に半導体不足に苦しんだ。それでもファーリーCEOは4-6月の業績は大きく改善されると予想していたが、その通りとなった。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.13ドル(予想:-0.05ドル)
・売上高:241億ドル(予想:229.7億ドル)
・EBIT(調整後):11億ドル(1.67億ドル)
(通期見通し)
・EBIT(調整後):90~100億ドル(従来:55~65億ドル)(85.2億ドル)
・FCF(調整後):40~50億ドル(従来:0.5~15億ドル)
(NY時間10:25)
フォード<F> 14.58(+0.72 +5.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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