UPSが説明会受け下落 アナリストは高評価も利益率目標に物足りなさも=米国株個別
UPS<UPS>が商いを伴って下落。同社はきょう、投資家説明会を開催しており、2023年までの業績見通しを公表した。2023年度の売上高目標は約980億~1020億ドルとしており、予想(999億ドル)の範囲内となっている。
今回のガイダンスは配送量で2.4%と売上高で2.1%の成長目標に沿った内容となっており、アナリストからも高評価が示されている。同社は量から質への転換を図っており、今後、利益率の低いアマゾンなどeコマースに伴う配送を減らし、利益率の高い企業間の貨物輸送に重点を置きたい意向を示している。今回のガイダンスはその意向に沿った内容との評価のようだ。また、同社はESG経営の目標として、荷物あたりのCO2を50%削減する目標も示した。
しかし、市場は2023年の米国内の営業利益率の目標が10.5%~12%と、目安としていた13%を下回っている点に物足りなさを感じている模様。
(NY時間12:03)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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