ロサンゼルス市、貧困層に収入保証を提供へ
ロサンゼルス市のガルセッティ市長は、貧困層の住民を対象にした収入保証プログラムを提案している。ブルームバーグが伝えた。市長は低所得層の2000世帯に月額1000ドルを支給するため、来年の予算で2400万ドルを確保するよう市議会に要請する予定。市議会地区や他の財源から割り当てられる資金は総額3500万ドルに上る可能性がある。
1年間の同プログラムの対象となる候補者は、連邦政府が貧困層の基準として定める貧困ガイドラインを下回る人口の比率に基づき、市の15地区から選ばれる。ガルセッティ氏は未成年者が少なくとも1人いる世帯や新型コロナウイルス流行に関連して厳しい境遇にある世帯に的を絞っている。
こうした動きは全米で広がっているが、ロサンゼルスでは400万人近い人口の20%がぎりぎりの生活をしており、貧困の度合いが大きいため、このプログラムに全米の注目が集まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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