一時ドル売りも続かず、次の方向性探る

見通し 

一時ドル売りも続かず、次の方向性探る

ユーロはPMI製造業の強さが支えに、予想以上の景況感改善が見られる

【東京市場】やや調整ムードも、値幅は限定的

東京市場でドル円は105円台後半の狭いレンジでもみ合った。朝からのレンジは18銭にとどまっている。
朝から株安の動きが進むなど、市場全体に調整ムード。ドル円も106円台がやや遠くなった印象で上値が重くなったが、
105円台半ばからを売り込むような勢いも見られず。
午後に入ってややドル売り円買いが優勢になり105円50銭台まで値を落としたが、値幅自体は狭いものに。

 ユーロドルも狭いレンジでの取引に終始。朝からのレンジは16ポイント。
昨日1.20台前半から1.2090前後までの上昇を見せたユーロドルは、ドル高の調整意識が継続も1.21台を付けず。

 昨日大きく上昇したポンドドルも同様で1.39台後半でのレンジ取引に終始している。

【ロンドン市場】ドル安の動き強まる

 ロンドン市場に入ってドル売りの動きが強まる展開となった。
ユーロドルは昨日のNY市場から今日の東京市場にかけて1.2100手前の売りに頭を抑えられていた。
ロンドン朝方もいったん1.2100前後で上値を抑えられたが、押し目は1.2090前後までにとどまり、
その後1.21の大台をしっかり超える動きに。その後はユーロ買いドル売りの動きに弾みが出る形で1.2140台まで上値を伸ばした。
 17時半に発表されたドイツ製造業PMI(購買担当者景気指数)が前回の57.1から56.5へ悪化するとの事前予想に反して、
60.6に大きく上昇したこともユーロ買いの動きを支えた。
その後18時に発表されたユーロ圏製造業PMIも、ドイツ同様に前回から小幅悪化見通しが大きく上昇しており、ユーロ買いに寄与した。
 ユーロ円は朝方に127円70銭前後から127円90銭台まで上昇。
その後はドル円が下げたこともあり127円80銭台を中心としたもみ合いに。

【NY市場】リスク選好の動き広がる

 リスク選好の動きが継続。ドル売りが強まる展開でロンドン市場で1.21台にしっかり乗せたユーロドルは
ロンドン市場で一時1.2145前後まで上値を伸ばし、その後いったん調整もNY午後にも1.2140前後を付けるなどしっかり。
夕方にかけては調整の動きが広がったが、1.21台を維持しての推移に。
 ポンドドルはNY朝にかけて買いが強まり、1.4036まで
その後は調整が入るも1.40台を維持する展開に。

 ドル売りの動きにNY朝に105円24銭まで値を落としたドル円は、リスク選好が円売りに働いたこともあり
NY市場で105円60銭台まで上昇。目立った材料は見られず週末を前にした調整などの動きも。
その後はやや調整が入り105円40銭台で週の取引を終えた。  

【本日の見通し】方向性探る展開に

 ドル円は比較的しっかりの展開が続いている。
ただ対欧州通貨を中心にドル売りが広がる展開となっており、ドル円の上昇にも慎重姿勢。
105円台でのレンジ取引を中心に次の流れを探る格好に。
105円台後半での買いには慎重も、105円割れを試すだけの材料も見られず。

 ユーロドルは1.21台での推移が続くと上を試す流れもありそう。
米債利回りの上昇などがドル売りのハードルとなるが、下がると買いが出る流れとなっている。

 

【本日の戦略】押し目買い

 ドル円はレンジの中でどちらからトライするか。
どちらかというと押し目買いの印象で105円台前半での買い下がり、
104円80銭割れでストップといったところか。
デイトレはより柔軟にレンジを見極めての回数での勝負。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《2/19 金曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.69  1.2092  127.81
高値  105.74  1.2145  128.18
安値  105.24  1.2082  127.65
終値  105.45  1.2119  127.79
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/19 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  30017.92 -218.17
DOW   31494.32 +0.98
S&P    3906.71 -7.26
Nasdaq  13874.46 +9.10
FTSE   6624.02 +6.87
DAX   13993.23 +106.30
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/19 金曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=59.24(-1.28 -2.12%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1777.40(+2.40 +0.14%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《2/19 金曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
消費者物価指数(1月)08:30
結果 -0.6%
予想 -0.7% 前回 -1.2%(前年比)
結果 -0.6%
予想 -0.6% 前回 -1.0%(生鮮食料品除くコア・前年比)

【英国】
GfK消費者信頼感調査(2月)09:01
結果 -23.0
予想 -26.0 前回 -28.0

公共部門ネット負債(1月)16:00
結果 80.0億ポンド
予想 220.0億ポンド 前回 261.0億ポンド(334.0億ポンドから修正)

小売売上高(1月)16:00
結果 -8.2%
予想 -3.0% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
結果 -5.9%
予想 -0.8% 前回 3.1%(2.9%から修正)(前年比)
結果 -8.8%
予想 -2.1% 前回 0.4%(除自動車燃料・前月比)
結果 -3.8%
予想 2.7% 前回 6.7%(6.4%から修正)(除自動車燃料・前年比)

CIPS製造業PMI・速報値(2月)18:30
結果 54.9
予想 53.1 前回 54.1

CIPS非製造業PMI・速報値(2月)18:30
結果 49.7
予想 42.0 前回 39.5

【豪州】
小売売上高(速報値)(1月)09:30
結果 0.6%
予想 2.0% 前回 -4.1%(前月比)

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(1月)16:00
結果 1.4%
予想 0.9% 前回 0.8%(前月比)
結果 0.9%
予想 0.3% 前回 0.2%(前年比)

ドイツ製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(2月)17:30
結果 60.6
予想 56.5 前回 57.1

ドイツ非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(2月)17:30
結果 45.9
予想 46.5 前回 46.7

ユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(2月)18:00
結果 57.7
予想 54.3 前回 54.8

ユーロ圏非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(2月)18:00
結果 44.7
予想 45.9 前回 45.4

ユーロ圏経常収支(12月)18:00
結果 367.0億ユーロ
予想  前回 251.0億ユーロ(246.0億ユーロから修正)(季調済)

【カナダ】
小売売上高(12月)22:30
結果 -3.4%
予想 -2.6% 前回 1.8%(1.3%から修正)(前月比)
結果 -4.1%
予想 -2.4% 前回 2.9%(2.1%から修正)(コア・前月比)

【米国】
中古住宅販売件数(1月)00:00
結果 669万件
予想 660万件 前回 665万件(676万件から修正)
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/19 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*FRB
半期金融政策報告を公表。
著しい進展あるまで資産購入購入ペースは維持と再表明。
パンデミックは引き続き経済の大きな重石。
ヘッジファンドのレバレッジは引き続き脆弱性が高い。

*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
下半期までには景気回復は押し上がる。
広く共有された回復の利益を確実にする必要がある。
ワクチン接種の展開によって回復のペースは形成される。
FRBは安定的な進展があるまで量的緩和を継続。
財政および金融政策は必要に応じ、追加策実施の準備ができている。

*ウィリアムズNY連銀総裁
利回りの上昇は懸念していない。楽観の高まり示す。
経済はまだ非常に深い穴に入っている。
財政支援が過剰になっている点に懸念はない。
負債が警戒水準に来ている証拠はない。
債券購入ついては様子見モードにある。

*G7首脳声明
経済への財政支援措置を継続。
世界保険機構(WHO)の強化で合意。
2050年までのカーボンニュートラルを目指す。
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【香港】
消費者物価指数(1月)17:30
予想 1.0% 前回 -0.7%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツIFO景況感指数(2月)18:00
予想 89.7 前回 90.1

【米国】
景気先行指数(1月)23日0:00
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)

【NZ】
小売売上高(第4四半期)23日6:45
予想 -1.0% 前回 28.0%(前期比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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