タイバーツ円の下落が一服、警察がデモ隊の排除に乗り出す＝東京為替

　タイバーツ円は朝方から弱含みの展開となっていたが、３．３６４円前後を本日安値に反発し、一時は３．３７９円台まで値を戻した。

　タイの首都バンコクでは１４日から大規模な反政府デモが行われており、デモ隊は国王の車列を妨害しているほか、首相府に面する道路を占拠していた。これに対して政権側は１５日早朝、５人以上の集まりなどを禁じる緊急の措置を発表しており、警察がデモ隊の排除に乗り出しているもよう。

　政府の発表文書によれば、恐怖を生み出す恐れや、国家の安全保障に悪影響を与えたり、国民の士気を低下させたりする恐れのあるニュースやオンラインメッセージの発信が禁止となる。また、当局が指定した地区へのアクセスも禁じられる可能性がある。

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