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週末、引けにかけても売り方手仕舞い

達人の予想 

週末、戻り相場が再び一服

本日も寄付から窓を空けて日経平均は上昇しました。
このパターンは10月10日以降、頻発しています。前夜の米国株市場の上昇を受けて、空売りをかけていた向きが、寄付からとりあえずその日の処分枠の文だけを手仕舞い。その後は指数はほぼ横ばいに近いという相場つきです。
これが売り方のショートカバーによる相場上昇局面の典型的なパターンですが、これがほぼ連日続いているわけです。
本日は、週末ということもあって、後場にこの売り方の手仕舞いが普段と違って、もう一度起こるかどうかが興味深いところでした。
具体的には一昨日の現物指数のザラ場高値、22,615円を抜くかどうかということです。
結局ザラ場で22,649円まで上昇する局面はあったものの、維持はできませんでした。
日経平均は40円高の22,492円。
上海コンポジット指数は25日線を完全に割り込んでいます。このあたりを気にして、東京もジリ貧になったかもしれません。
週末です。売り方の手仕舞い買戻しは出ていますが、さすがに3空の後の高値持ち合いです。ショートカバーも取り合えず一段落というところでしょうか。たた、後場いったんダレたものの、引けには再び売り方の手仕舞い買戻しが出たと目され、引き締まってプラスで終えることができています。
思った以上に、売り方は厳しい立場に追いつめられている感じがします。
グローベックスのほうでは、NYダウ工業株先物は東京引け時点では50ドル安の気配ですから、週末の米国市場はショートカバー一巡がもっとはっきり出るかもしれません。

シクリカル系の第二幕

(割安株の中身)
本日の日経新聞朝刊「スクランブル」では、『割安株(バリュー株)主導、第2幕へ』ということで、景気敏感株中心にPERが上昇する相場が見込まれると解説されていました。
記事が、ことさら『割安株』という言葉を使うのは、純然たる景気敏感セクターばかりではなく、たとえば、銀行株のようなものも含んでの話だからでしょう。
わたしは、シクリカルと銀行株は分けて考えるべきだとは思うのですが、確かに現在の状況というのは、米長期金利(10年国債利回り)の上昇=銀行株の上昇=景気拡大シナリオ=日経平均の上昇という公式ですから、シクリカル(景気敏感)株と銀行株が平行して上昇する段階とみてもいいわけでしょう。
記事は国際的な投資指標であるPERから見て、これが上昇していく過程が始まると考えています。

(底入れしただけでは株価上昇しない。その先の想定がなければならない)
記事によれば、日経平均が昨年10月の高値24,270円を突破するには、東証一部ベースで予想PERがあと2-3倍切り上がる必要があるとしています。
現在日本株の平均PERが14.3倍。
米国の18.5倍、ドイツの14.5倍よりも割安です。
記事はPBRの比較もしていますが、こちらも日本の1.2倍というのは、米国の2.4倍、ドイツの1.5倍よりもやはり割安です。
どちらから切っても、日本株は割安だということになるのですが、逆に言えばいかにこの割安水準に長く放置されていたのかということのほうが問題です。
安いことが、株価上昇とは直接結びつかないということです。

(はっきり先が見えるのが、エレクトロニクス中心の製造業)
今は、業績が底入れするかどうかというところにあるわけですが、底入れしたところで株価は上がりません。先行する半導体セクターを見てもわかる通り、年末までフル稼働で走る半導体業界の状況、米国における年間最大の消費期間であるクリスマス商戦に向けてエレクトロニクスの新機軸や新製品が軒並み品揃えとなってくること、そして来年には5Gの本格化という、目に見える利益増大機械がそこに予定されているからにほかなりません。
そして過去の企業業績がいかに悪かろうと、これは対前年同期比でここから相対的に改善傾向を顕著に見せてくるであろうことは、きわめてはっきりしていること、これが現在の割安株と呼ばれるものが相場の主導権を握るのだということでしょう。

中国GDP6%の影響

本日、中国国家統計局が18日発表した第3QのGDPは前年比6%増。27年半ぶりの低い伸びということでした。
中国側も、アメリカが大統領選挙を控えているために、そうは悠長に構えているわけにはいかないというのもよく知悉しているので、一応できるだけの「取引」になるように、粘っているというのが現状でしょうが、それも時間切れです。
香港という時限爆弾を抱えているだけに、政策発動による景気テコ入れをできるだけ急がなければならないという現状は、実際待ったなしの状況のはずです。

戦略方針

現在は日経レバレッジETF<1570>の買い持ちフルポジションとなっています。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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