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日経、戻り高値更新

達人の予想 

アメリカより、日本が先行した戻り高値更

主要株価指数に限っていえば、8月の下落相場に対する戻り高値更新は、日本が先行することになりました。
周回遅れの先頭ランナーということなのでしょうか。
アメリカでは、昨晩お分かりのように、半導体SOX指数だけが、戻り高値更新ですべての移動平均線を突破ということです。これは先行業種だといえばそれまでですが。
今日のところは、東証一部上昇率ランキング上位も、日経平均上昇寄与度ランキング上位も、景気敏感株で占められています。
一方で、東証REIT指数も、OLC<4661>も株価はしっかり。このへんに、日本市場ではまだ中身が混在していて、どっちにも比重をかけられない迷いが見られるかもしれません。
グローベックス市場の米国株先物は終始トントン、ないしは次第に切り上げる傾向でした。上海コンポジット指数は50日線につっかかるものの、なかなか抜けません。
昨晩のアメリカの米中のささいな材料でこれだけ反転してしまうということは、またつまらない材料で、急落することも当然ある、と思っていたほうが良いでしょう。
ということで、3連休を控えた今晩のアメリカは、まだ気が抜けません。
なにしろ、まだ肝心の米10年国債利回りの下降トレンドが維持されており、終わったわけではない、ということに注意。

売り残の逆流待ち

売り残が異常に膨張している現実ですが、どうも外人というより、日本の信託が圧倒的だという話です。1兆9,000億円レベルまで極端に膨張した元凶は日本勢だということです。
2015年3月時点では現物株のヘッジ比率は2割だったといいますが、今年は8割だということで、これが原因だとすれば、この売り残というものは最終的には潜在的な買い需要になって相場に返ってくることになるわけです。
一体、いつ、この逆流が起こるのかが大変興味深いところです。

米国でも、不合理がまかり通っている~米30年利回り<S&P500益回りという現実

バブル化について、アメリカでもそれが必至であると考えられるような状況が、今すでに起こっています。
S&P500の益回り(含む配当利回り)は6%前後です。
アメリカの長期国債筆頭は30年国債ですが、その利回りは1.90%前後。
史上最低と言われる水準で、2%も割ってしまいました。
つまり、株の益回りより4%も利率が低いわけです。
株の配当利回りとの比較でも、30年利回りのほうが少ないのです。
この株の益回りと、30年国債利回りの格差は、先述のように4%のギャップですが、過去これが2010-11年の欧州債務危機や、2007-8年のサブプライムショック(リーマンショック)のときでも5%ギャップでしたから、ほぼ限界に近づいているということが言えるわけです。
従って、合理的に債券を買うということは、筋が通らないのが現状です。

戦略方針

日経ダブルインバースETF<1357>のホールド続行です。
今週はこのままホールドで週末を迎えそうです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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