【8月15日予想】日経平均株価は上昇も一時的か
戻り売りのスタンス継続
米国が対中関税の延期を発表。前夜の米国株式市場が上昇したことを受け日経平均株価も大きく反発しました。
このまま再度上昇トレンド入りか?
というシナリオも考えられますが、可能性は小さいと考えます。
その理由としては、そもそもの株価下落要因であった「米中貿易摩擦」について関税引き上げのタイミングがあくまでも延期であり、抜本的な問題解決になっていないからです。
対中関税の延期を発表したことで、米中間の緊張は若干改善はされましたが、時間の経過とともに改善度合いは薄れ再度緊張状態が続くのではないかと考えます。
ですので今回の株価上昇も「対中関税の延期を発表」という材料に反応しただけで継続的に買いが続くのは難しいでしょう。
8月は夏枯れ相場と呼ばれているように出来高が乏しく株価も下がりやすい傾向にあります。日経平均株価は反発しましたがあくまでも一時的と考え戻り売りスタンスを継続します。15日の日経平均株価は大幅安(-100円~)と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。