東京株式(大引け)=666円高と大幅に3日続伸、米中貿易摩擦の緩和期待膨らむ
25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむなか、ハイテク株などが買われ一時800円近く上昇した。
大引けの日経平均株価は前日比666円59銭高の3万5705円74銭。プライム市場の売買高概算は18億7254万株。売買代金概算は4兆4020億円となった。値上がり銘柄数は1067と全体の約65%、値下がり銘柄数は510、変わらずは58銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが486ドル高と3日続伸しナスダック指数も大幅上昇した。トランプ米政権が貿易政策で対中姿勢を緩和したとの観測が強まった。米株高を受けた日経平均株価も値を上げてスタートした。注目された24日の日米財務相会合を無難に通過するなか、為替相場も円安基調となり、半導体関連株などハイテク株を中心に見直し買いが流入した。特に「中国が報復関税から一部の米製品適用除外を検討」との報道が伝わり日経平均株価の上昇幅は後場に入り拡大。一時800円近く上昇し3万5800円台まで値を上げる場面があった。為替も1ドル=143円台後半まで円安が進行した。業種別では非鉄や電気機器、機械株などが値を上げた。
個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>が高く、フジクラ<5803>や三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>が堅調。任天堂<7974>やトヨタ自動車<7203>が値を上げ、キーエンス<6861>やファナック<6954>、古河電気工業<5801>が買われた。ニデック<6594>が急伸し、日産自動車<7201>も堅調だった。
半面、ディー・エヌ・エー<2432>やサンリオ<8136>が安く、東京海上ホールディングス<8766>やSOMPOホールディングス<8630>が軟調。三井不動産<8801>やオリエンタルランド<4661>、ブリヂストン<5108>、アサヒグループホールディングス<2502>、イオン<8267>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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