フォードの組合員が暫定合意を批准=米国株個別
(NY時間13:46)
フォード<F> 10.28(+0.12 +1.22%)
フォード<F>の組合員がきょう暫定合意を承認し、争点となっていた全米自動車労組(UAW)と同社との労働契約交渉は終結した。投票に参加したフォードの組合員約3万5000人のうち68.2%が支持。投票が確定していない小規模施設もまだいくつか残っているが、それらの施設では1万2600票以上の票差を相殺できるほど従業員は多くない。
合意内容は25%以上の賃上げ、生活費調整の復活、その他の経済改善である。組合によると、この協約の改善は2019年の協約による利益の4倍以上と評価され、労働者が過去22年間に受け取った賃金を上回る基本給の上昇をもたらすという。
投資家にとっても今回の合意は人件費上昇予測の上限を示す。フォードのローラーCFOは先月、UAWの契約が組合員によって批准されれば、車両1台あたり850-900ドルのコスト増になると述べていた。同CFOは「追加コストを相殺し、以前に発表した利益目標を達成するために、全社的に生産性、効率性、コスト削減を見出すことに取り組む」と述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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