反発、米在庫統計やJMMC控えて買い戻しが優勢に=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=89.23(+0.41 +0.46%)
ニューヨーク原油の期近は反発。米週間石油在庫統計の発表や、石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)を控えて調整安が一服した。ただ、米株式市場や米国債の下げが強まっていることは戻りを抑制した。8月の米求人件数が堅調だったことから米追加利上げ観測がやや強まったが、金融政策と連動する傾向のある2年債よりも10年債や30年債などの財政懸念が反映されやすい長期から超長期ゾーンの米利回り上昇が目立っている。
時間外取引で11月限は87.76ドルまで下落したが、通常取引開始に向けて下げ幅を消した。その後は90.27ドルまで買い戻しが優勢となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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