IBMが決算受け時間外で株価上昇=米国株個別
IBM<IBM>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回った。ただ、1株営業利益は予想を上回っている。コスト管理および年初に実施した生産性向上策が奏功。ガイダンスでは通期の予想を上回るFCFの見通しを維持した一方、売上高見通しは下方修正した。
クリシュナCEOはインタビューで、「上期の終わりには、いくらか軟化が見られる可能性があるが、年末近くには成長が少し改善すると考えている」と述べた。また、人員削減について、「事前に発表した3900人ではなく、終了すれば5000人に近づくかもしれない。それでも、第1四半期に7000人を雇用した」と付け加えた。
ただ、株価は時間外で上昇。
(1-3月・第1四半期)
・1株営業利益(調整後):1.36ドル(予想:1.25ドル)
・売上高:142.5億ドル(予想:143.3億ドル)
ソフトウェア:59.2億ドル(予想:57.6億ドル)
コンサルティング:49.6億ドル(予想:50.1億ドル)
インフラストラクチャー:31.0億ドル(予想:32.6億ドル)
ファイナンス:1.62億ドル(予想:1.60億ドル)
・粗利益率(調整後):53.7%(予想:53.0%)
・FCF:13.4億ドル(予想:21.8億ドル)
(通期見通し)
・売上高:3~5%増(従来:1桁台半ば)
・FCF:105億ドル(予想:103億ドル)
(NY時間16:50)時間外
IBM<IBM> 130.50(+4.18 +3.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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