アペリスが大幅高 大手製薬から買収関心と伝わる=米国株個別
バイオ医薬品のアペリス・ファーマ<APLS>が大幅高。同社は希少疾患と眼科領域に特化したバイオテクノロジー企業。大手製薬会社から買収の関心を持たれていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はアドバイザーと契約し、オファーを協議しているという。同社は現在、独立した企業であり続けることを希望しており、眼科用製品の一部について提携やライセンス契約を求めることを検討する可能性があるとも伝えている。
同社は2月に失明の主な原因である進行性の眼疾患の治療薬「Syfovre」についてFDAから承認を受けた。アナリストからはピーク時には10億ドル以上の売上げが見込まれるとの指摘も出ている。
3月のファイザー<PFE>が抗がん剤のシーゲンを430億ドルでの買収で合意し、アムジェン<AMGN>は、12月にホライゾンを278億ドルで買収した。今年は世界的にM&Aが大きく落ち込む中、ヘルスケア分野は比較的堅調に推移している。ブルームバーグによると、M&Aは全産業で50%落ち込んでいるのに対して、ヘルスケア分野は前年比14%減に留まっているという。
(NY時間10:25)
アペリス<APLS> 75.96(+10.00 +15.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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