モルガン・スタンレーが決算受け上昇 ウェルスマネジメント部門が貢献=米国株個別
モルガン・スタンレー<MS>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。トレーディング部門は株式、債券・為替・商品(FICC)とも予想を下回ったものの、ウェルスマネジメント部門が予想を上回り貢献した。投資銀行部門は49%の大幅な減収となったものの予想ほどは落ち込まなかった。
同銀のゴーマンCEOは声明で「厳しい市場環境のなか、第4四半期は堅調な業績を達成した」と述べている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.31ドル(予想:1.23ドル)
・経常収益(調整後):127.5億ドル(予想:124.3億ドル)
株式:21.8億ドル(24.0億ドル)
FICC:14.2億ドル(予想:16.8億ドル)
投資銀行:12.5億ドル(予想:11.9億ドル)
ウェルスマネジメント:66.3億ドル(予想:61.4億ドル)
・純受取利息(NII):23.2億ドル(予想:25.0億ドル)
・貸倒引当金:0.87億ドル(予想:0.66億ドル)
(NY時間09:47)
モルガン・スタンレー<MS> 96.34(+4.68 +5.10%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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