バイオジェンが急伸 エーザイと共同開発の「レカネマブ」で好結果=米国株個別
バイオジェン<BIIB>が急伸。日本のエーザイ<4523>と共同開発している治療薬「レカネマブ」について、早期アルツハイマー病患者を対象とした臨床試験(第3フェーズ)で、疾患の進行を遅らせたことが示されたと発表した。認知症で最も一般的な種類であるアルツハイマー病の進行を明確に鈍らせることができる最初の治療薬となった。
レカネマブは同臨床試験の主要評価項目などで良好な結果が得られたという。今回の結果に基づき、米国で3月末までにレカネマブのフル承認申請を行い、欧州と日本でも来年のフル承認を目指すとしている。
両社は7月、レカネマブについて米食品医薬局(FDA)に迅速承認制度に基づくライセンスを申請。優先審査の指定を受けて、現在審査が行われている。審査終了の目標日は23年1月6日とされている。
(NY時間09:44)
バイオジェン<BIIB> 277.62(+79.83 +40.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。