ダウ平均は400ドル超上昇 IT・ハイテク株中心に買戻し強まる=米国株概況
NY株式2日(NY時間16:21)
ダウ平均 33248.28(+435.05 +1.33%)
S&P500 4176.82(+75.59 +1.84%)
ナスダック 12316.90(+322.44 +2.69%)
CME日経平均先物 27770(大証終比:+310 +1.12%)
きょうのNY株式市場、終盤にかけて買いが膨らみ、ダウ平均は400ドル超の反発となった。序盤は続落して始まった。マイクロソフト<MSFT>が取引開始前に4-6月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、1株利益および売上高の見通しを下方修正したことが圧迫。しかし、IT・ハイテク株中心に売りを強める動きはなく、次第に買い戻しが広がる展開。IT・ハイテク株の中でもこれまで売りがきつかったシステム開発や半導体に買い戻しが強まった。
ダウ平均はここ数日、上昇しても上値を維持できない半面、下値では押し目買いに支えられ底堅さも見せている。このままリバウンド相場を続けるべきか、市場にも迷いが出ているようで、次の手掛かりを探りたい雰囲気も出ている。
高インフレはしばらく収まりそうになく、FRBの積極利上げへの期待感は根強い。一方、リセッション(景気後退)への懸念はあるものの、足元の景気は力強さを維持している状況。その意味では明日の米雇用統計に市場がどう反応するか注目される。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比32.5万人増と前回よりは伸びが緩むと見込まれているものの、失業率は3.5%まで低下し、平均時給は前月比0.4%の上昇が見込まれている。NFPの伸び鈍化は労働需要の軟化というよりも、労働供給が制限された結果であることが強調されそうだ。
きょうはブレイナードFRB副議長の発言が伝わり、副議長は「9月の利上げ休止は非常に想定しにくい」と述べた。発言が伝わった直後は株式市場も売りの反応を強めたものの、一時的な動きに留まっている。
なお、序盤に売りが先行したマイクロソフトもプラス圏に浮上した。
ペット用品のeコマースを手掛けるチューイー<CHWY>が好調な決算を発表し大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、1株利益も予想外の黒字となった。EBITDAも予想を大きく上回っている。ただ、ガイダンスでは予想を下回る売上高見通しを示した。
ボーイング<BA>が上昇しダウ平均をサポート。デルタ航空<DAL>から737Maxの受注への期待感が高まっている。
HPエンタープライズ<HPE>が決算を受け下落。通期の1株利益を下方修正した。サプライチェーンの混乱、ロシア市場からの撤退の影響を理由に挙げている。
ソフトウエアのモンゴDB<MDB>が決算を受け大幅高。通期の売上高見通しを上方修正した。
ゲーム販売のゲームストップ<GME>が第1四半期の決算受け大幅高。同社は第2四半期に非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスでの取引を可能にするため、ウォレットを拡張したと発表。
ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUIパス<PATH>が第1四半期の決算を受け大幅高。第2四半期の売上高は予想を上回る見通しを示した。
発電機メーカーのジェネラック<GNRC>が大幅高。アナリストが代替エネルギー分野のトップピック(有望銘柄)に選定し、現在の株価は良いエントリー・ポイントになると述べた。
ボーイング<BA> 140.50(+9.85 +7.54%)
HPエンタープライズ<HPE> 14.96(-0.82 -5.20%)
チューイ<CHWY> 29.18(+5.69 +24.22%)
モンゴDB<MDB> 286.70(+44.89 +18.56%)
ゲームストップ<GME> 134.00(+12.60 +10.38%)
ユーアイパス<PATH> 19.64(+2.81 +16.70%)
ジェネラック<GNRC> 268.95(+25.09 +10.29%)
アップル<AAPL> 151.21(+2.50 +1.68%)
マイクロソフト<MSFT> 274.58(+2.16 +0.79%)
アマゾン<AMZN> 2510.22(+76.54 +3.15%)
アルファベットC<GOOG> 2354.92(+72.18 +3.16%)
テスラ<TSLA> 775.00(+34.63 +4.68%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 198.86(+10.22 +5.42%)
AMD<AMD> 108.59(+7.37 +7.28%)
エヌビディア<NVDA> 195.92(+12.72 +6.94%)
ツイッター<TWTR> 39.91(+0.61 +1.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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