キャノピーがシュプリームを買収 期待ほど相乗効果はないとの声も=米国株個別
医療用大麻を手掛けるキャノピー・グロースが下落。カナダの同業シュプリーム・カンナビスを買収することで合意した。現金と株式交換による買収で規模は4.35億加ドル。シュプリームの株主は1株あたりキャノピー株0.01165872株と0.0001加ドルの現金を受け取る。6月末までには手続きを完了したい意向。
今回の買収に関してアナリストからは期待ほど相乗効果はないとの声も出ている。キャノピーは今回の買収で3000万加ドルの相乗効果を想定しているようだが、その規模のコスト削減は実現しない可能性が高いという。業界全体で栽培および生産インフラが飽和状態になるリスクを考慮すると、この規模のコスト削減を考慮に入れることは注意が必要だという。
今回の買収における相乗効果への期待は、キャノピーがスプリーム傘下の7エーカーズ社の製品をポートフォリオに加えることを軸としている。
(NY時間14:06)
キャノピー・グロース 28.57(-1.37 -4.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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