ドル振幅、バイデン氏の追加経済対策発表待ちの面も

見通し 

ドル振幅、バイデン氏の追加経済対策発表待ちの面も

ドル円は東京午前、NY朝と104円台トライも、大台を維持しきれず

【東京市場】バイデン新政権での2兆ドル追加経済対策見通しで一時上昇、その後はもみ合いに

 ドル円は前日の海外市場で104円ちょうど近辺まで上昇も、104円台の買いには慎重姿勢が見られ103円台後半で東京朝を迎えた。
その後も103円90銭前後での推移が続いていたが、11時ごろ本日発表予定のバイデン新大統領による追加経済対策案について、
CNNが関係者筋情報として2兆ドル規模となると報道、一気にドル買い円売りに。
ドル円は104円台にしっかり乗せたことで短期筋の調整も巻き込み104円20銭前後まで急騰した。
昼前には104円ちょうどを付けるなど、すぐに調整が入るとその後はもみ合いに。
午後は104円00銭台での推移が続いた後、104円を割り込む場面も。

 昨日1.2140前後を付けた後1.2150台で東京朝を迎えたユーロドルは、午前中に1.2170台まで上昇。
その後のもみ合いから追加経済対策報道でのドル買いに一気に1.2130台と、昨日の安値を下回る動きに。
もっともすぐに買いが入るとその後は1.2150を挟んでの振幅となった。

【ロンドン市場】欧州株高がリスク選好誘う

 欧州株がしっかり。パウエルFRB議長、バイデン新大統領の発言待ちの感もあり
動きは限定的。
特にバイデン新大統領の追加経済対策については東京市場で2兆ドル規模との報道も
金額についてはもう少し小さいとの見方もあり、発表待ちの意識が強い。

 ドル円は104円近辺での推移。104円台での買いには慎重も下値はしっかり。

【NY市場】朝方上値トライもその後調整

 ドル円は朝方上値をトライ104円16銭前後を付ける動きとなった。
もっとも東京市場の高値に届かず、その後調整が入る展開に。
バイデン新大統領の発言待ちとなっており、突っ込んだドル買い円売りに慎重姿勢も。
一時103円50銭台まで値を落とすなど、上値の重さも意識された。

 パウエルFRB議長は利上げは当面ないなど、緩和姿勢の維持を示したが新味はなく影響は限定的に。

【本日の見通し】バイデン氏の発言待ち

 日本時間午前9時15分に20日に就任するバイデン新大統領が自身の追加経済対策案を発表する。
昨日はCNNが2兆ドル規模と報じたが
NYタイムズはより詳細な内訳とともに1.9兆ドル規模と報じている。
州への支援3500億ドル、ワクチン・検査支援1600億ドルなども報じられている。

 1.9兆ドルでも大規模な支援であり、市場の反応が注目されるところ。
基調はリスク選好でのドル売り円売りか。
昨日のパウエルFRB議長発言で出口戦略に慎重姿勢が見られ上昇した米債利回りの
今後の上昇傾向なども含めてドルの反応待ち。

 なお、追加経済対策については上院共和党側から少なくとも10名の賛同者が必要(少数党による議事妨害を防ぐため)、
そのため共和党側の反応も注目されるところ。

【本日の戦略】バイデン発言次第も、押し目買いが基本か

 目先の米債利回りの上昇期待を意識して
ドル円は押し目買いが基本となりそう。
短期的には昨日も下値を支えた103円台半ば手前を意識しての買い下がりで、割れるとストップという印象。
ただ、バイデン発言次第で流れが変わる必要もあり、発言後の反応を待ってからの対応にしたいところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《1/14 木曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  103.89  1.2157  126.30
高値  104.20  1.2178  126.53
安値  103.57  1.2111  125.93
終値  103.80  1.2155  126.17
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/14 木曜日の主要株式指数》
日経  28698.26 +241.67
DOW   30991.52 -68.95
S&P    3795.54 -14.30
Nasdaq  13112.64 -16.31
FTSE   6801.96 +56.44
DAX   13988.70 +48.99
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/14 木曜日の商品市場》
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=53.57(+0.66 +1.25%)
NY金先物2月限(COMEX)(終値)
1オンス=1851.40(-3.50 -0.19%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《1/14 木曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
国内企業物価(12月)08:50
結果 0.5%
予想 0.2% 前回 -0.1%(0.0%から修正)(前月比)
結果 -2.0%
予想 -2.2% 前回 -2.3%(-2.2%から修正)(前年比)

機械受注(11月)08:50
結果 1.5%
予想 -6.5% 前回 17.1%(前月比)
結果 -11.3%
予想 -15.3% 前回 2.8%(前年比)

【英国】
RICS住宅価格指数(12月)09:01
結果 65.0%
予想 61.0% 前回 66.0%(RICS住宅価格指数)

【中国】
貿易収支(12月)11:00
結果 781.7億ドル
予想 720.0億ドル 前回 754.0億ドル(754.3億ドルから修正)(貿易収支)

【インド】
卸売物価指数(12月)21:00
予想 0.85% 前回 1.55%(前年比)

【米国】
輸入物価指数(12月)22:30
結果 0.9%
予想 0.7% 前回 0.2%(0.1%から修正)(前月比)
結果 -0.3%
予想 -0.8% 前回 -1.0%(前年比)

新規失業保険申請件数(01/03 – 01/09)22:30
結果 96.5万件
予想 78.9万件 前回 78.4万件(78.7万件から修正)(前週比)
結果 527.1万件
予想 500.0万件 前回 507.2万件(継続受給者数)

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/14 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
コロナの影響で厳しい状況にあるものの、日本経済は持ち直している
コロナの影響が収まるにつれて、経済はトレンドとして改善する可能性がある
日本の金融システムは全体として安定している
必要に応じて躊躇なく追加の緩和措置を講じる
日本の経済改善のペースは緩やかになるとみられる
日本の消費者物価は当面下落し、その後徐々に上昇ペースを加速する見通し

*日銀地域経済報告(さくらレポート、1月)
北陸、四国、九州・沖縄の3地域で景気判断を引き上げ
北海道で引き下げ、5地域は据え置き。
多くの地域で厳しい状態にあるものの、持ち直しの動きがみられている
サービス業を中心に感染症の再拡大の影響を指摘する声が聞かれている。

【米国】
トランプ米大統領
中国企業への証券投資を禁じた昨年末の大統領令を修正する命令に署名。

【ユーロ圏】
*ECB議事録(12月10日開催分)
追加支援策の必要性で全会一致。
一段の利下げは負の副作用を持つだろう。
PEPPの延長について、広範な委員が適切と判断。
為替の動向を懸念する意見があった。
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【韓国】
韓国中銀政策金利 時刻未定
予想 0.50% 現行 0.50%

【日本】
第3次産業活動指数(11月)13:30
予想 0.3% 前回 1.0%(前月比)

【英国】
鉱工業生産(11月)16:00
予想 0.5% 前回 1.3%(前月比)
予想 -4.2% 前回 -5.5%(前年比)

製造業生産高(11月)16:00
予想 1.0% 前回 1.7%(前月比)
予想 -4.8% 前回 -7.1%(前年比)

商品貿易収支(11月)16:00
予想 -114.00億ポンド 前回 -119.99億ポンド

【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(11月)19:00
予想 N/A 前回 300.0億ユーロ(季調前)
予想 220.0億ユーロ 前回 259.0億ユーロ(季調済)

【ブラジル】
小売売上高(11月)21:00
予想 4.5% 前回 8.3%(前年比)

【米国】
小売売上高(12月)22:30
予想 0.0% 前回 -1.1%(前月比)
予想 -0.1% 前回 -0.9%(自動車除くコア・前月比)

生産者物価指数(12月)22:30
予想 0.4% 前回 0.1%(前月比)
予想 0.8% 前回 0.8%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.1%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 1.3% 前回 1.4%(食品エネルギー除くコア・前年比)

ニューヨーク連銀製造業景気指数(1月)22:30
予想 6.0 前回 4.9

設備稼働率(12月)23:15
予想 73.6% 前回 73.3%(前月比)

鉱工業生産指数(12月)23:15
予想 0.5% 前回 0.4%(前月比)

企業在庫(11月)16日0:00
予想 0.5% 前回 0.7%(前月比)

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(1月)16日0:00
予想 79.8 前回 80.7

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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