株高がドル安円安誘う展開に

見通し 

ドル安円安

株高がドル安誘う

【東京市場】黒田日銀総裁発言など好感しドル買い円売り

 ドル円は107円台後半での推移。午前中に107円70銭台から107円93銭107円台後半での推移。午前中に107円70銭台から107円93銭まで上昇する場面が見られ、その後は高値から少し調整が入ったものの、高値圏でもみ合いとなった。
 ドル円の上昇は黒田日銀総裁の必要なら躊躇なく追加緩和を実施との発言がきっかけに。内容自体はこれまでと変化はないが、アルゴリズム取引などにキーワードが引っ掛かったなどのうわさが流れていた。
 午後に入っても107円80銭台での推移が続き、堅調地合いも、上値追いにも慎重という流れに。

 ユーロドルは1.0920近辺。ユーロ円が午前中に買われたこともあり、しっかりの展開に。1.09がやや重かった前日海外市場の流れもあり、朝方は1.0890近辺を付けたが、その後は一転してユーロ買いの流れ。1.09台をしっかり回復して買いに安心感も。

【ロンドン市場】ドル売り優勢

 ドル売りの動きが強まり、ドル円は107円台前半へ、
東京朝の上昇で108円を付けきれず上値トライに一服感も。
ユーロドル、ポンドドルなども上昇し、
ドルはほぼ全面安の基調に。
株高を受けたリスク選好がドルひっ迫感を後退させた。
ドル円を除くと円もやや売りが目立ちクロス円では円安に

【NY市場】ドル安円安

 ドル円は107円台半ばでのもみ合い。
ドル安と円安の動きで相殺されてドル円は動きにくい。
ユーロドルやポンドドルは受賞しており、ドル全面安の動き。

 株高の動きがドルのひっ迫感後退を誘った。

【本日の見通し】円安の動きも

 ドル円は107円台でのもみ合いが続いている。
ドル安円安の動きで動きが限定的に。

 ユーロやポンドは対ドルで大きく上昇。
ドル円を除くとドル安の動きが優勢でこの流れはまだ続きそう。
米中対立が警戒感も株高の動きからリスク警戒感が後退している。

 ユーロドルの1.10をしっかり超えると流れが変わる可能性も。
 

【本日の戦略】押し目買い

 もみ合いだが株高がドル円を支えており、
下がったところでは買いが出る流れか。
ドル円は107円台前半での買い下がりを意識。
スウィングはレンジを見極めての回転。
かなり狭いレンジになる可能性が高そう。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《5/26 火曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.71  1.0898  117.38
高値  107.92  1.0996  118.34
安値  107.40  1.0893  117.16
終値  107.54  1.0982  118.11
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《5/26 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21271.17 +529.52
DOW   24995.11 +529.95
S&P    2991.77 +36.32
Nasdaq  9340.22 +15.63
FTSE   6067.76 +74.48
DAX   11504.65 +113.37
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《5/26 火曜日の商品市場》
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=34.35(+1.10 +3.31%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1728.20(-25.30 -1.44%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《5/26 火曜日に発表された主な経済指標》

【NZ】
貿易収支(4月)07:45
結果 12.67億NZドル
予想 12.35億NZドル 前回 6.72億NZドル

【シンガポール】
実質GDP(確報値)(2020年第1四半期)09:00
結果 -4.7%
予想 -8.2% 前回 -10.6%(前期比)
結果 -0.7%
予想 -1.6% 前回 -2.2%(前年比)

鉱工業生産指数(4月)14:00
結果 3.6%
予想 -7.0% 前回 21.7%(前月比)
結果 13.0%
予想 -1.0% 前回 16.5%(前年比)

消費者物価指数(4月)14:00
結果 -0.7%
予想 -0.5% 前回 0.0%(前年比)
結果 -0.9%
予想 -0.8% 前回 -0.3%(前月比)

【日本】
全産業活動指数(3月)13:30
結果 -3.8%
予想 -3.9% 前回 -0.6%(前月比)

【ユーロ圏】
ドイツGfK消費者信頼感調査(6月)15:00
結果 -18.9
予想 -18.0 前回 -23.1(-23.4から修正)(Gfk消費者信頼感)

【米国】
S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(3月)22:00
結果 3.92%
予想 3.44% 前回 3.52%(3.47%から修正)(前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)23:00
結果 86.6
予想 87.0 前回 86.9

新築住宅販売件数(4月)23:00
結果 62.3万件
予想 48.0万件 前回 61.9万件(62.7万件から修正)
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《5/26 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
世界経済は新型コロナウイルス感染拡大もあり急速に落ち込んでいる
景気の先行きは当面、厳しい状態が続く
先行きの経済・物価、下振れリスクが大きい
金融市場は流動性が低下しており引き続き神経質な状況
日銀は政府と連携しながら企業の資金繰りを積極的に支援する
必要があれば躊躇なく追加緩和措置を講じる
追加緩和手段、新たな方策が必要になるかもしれない
新型コロナウイルスが収束しても2%物価目標実現しない限りは金融緩和を続ける

【ユーロ圏】
*ビルロワドガロー仏中銀総裁
ECBはFRB方式のメインストリーム貸付プログラム方式を除外するべきではない
PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の資本制限は追加可能なもの
ECBはインフレ目標を超える準備が明らかにできている
ECBは今後さらに対応を進める必要がある可能性が非常に高い
PEPPを終了する際にはその時の状態を維持する基準を求める

*ビルロワデガロー仏中銀総裁
ECBはPEPPの一層の柔軟対応についてオープン
政策金利の変更は、現時点では必要ない
ECBの強い政策対応のなかで、PEPPは傑作だといえよう
回復は始まっているが、緩やかかつ段階的にとどまろう

*デギンドスECB副総裁
パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の再投資に関し
ては何も決定していない。
ECBはキャピタルキーの廃止を議論せず。
債券購入のタイミング、種類に柔軟に対応。
ドイツ連銀がECBの政策の続行を希望。

【カナダ】
*ポロズ加中銀総裁
当面大規模な刺激策を講じ、パンデミックによる経済的な打撃からの立て直しを図る
最悪の状態を脱することができると確信している
第2派の可能性などの不確実要素があり、緩和策をいつまで取るべきかははっきりしていない。

【中国】
*中国鐘山商務相
豪州産の大麦に対して課した反ダンピング関税は、証拠に基づいた正当なもの。
豪州が大麦に補助金を出し、中国市場でダンピングを行い、中国国内の生産者に損害を与えている。

*中国外務省趙報道官
「国家安全法」は香港市民と外国人を保護するものであり、自由を害するものではない。
香港の安全保障を危うくする少数の活動を対象にしたもの。
同法の法的根拠は中国人民共和国憲法と香港基本法にあり、香港返還を定めた中英共同宣言にはない。
香港は中国の一部であり、これは純粋に内政問題である。
米国には同胞への介入や干渉の権利はなく、干渉を主張した場合は中国は断固として反撃する。

*中国外務省
米商務省がエンティティリストを拡大ことについて、強い不満と反対を表明。
中国政府によるウイグル自治区で手の対応については、あくまでテロ対策である
米国が内政問題への干渉をやめるべき。

【米国】
*米2年債入札結果
最高落札利回り 0.178%(WI:0.176%)
応札倍率    2.68倍(3.10倍)

*クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
中国は香港で大きな失敗をしようとしている。
中国との貿易合意はなお有効。
中国は合意を実行すると見ている。
できるだけ早くの経済再開を期待。
経済成長の若芽が多く見られる。
株式市場と消費者信頼感に好印象。
ワクチン開発が驚異的スピードで動いている。

*ブラード・セントルイス連銀総裁
FOXテレビでのインタビュー。
第2四半期の米成長はかつてないほど悪化。
ウォール街ではマイナス40%を見込む声も。
大幅なマイナス成長の後で第3四半期は最大の成長になる可
能性も。
長期の閉鎖は恐慌のリスク。
失業率は年末までに10%を下回る。

【その他】
*IEA(国際エネルギー機関)ファティ・ビロル事務局長
強力な政策がなかった場合、持続的な景気回復と原油価格の低迷が
国際的な原油需要がこれまでもしくはそれ以上の需要をよぶ

【英国】
*ホールデン英中銀委員
第2四半期の英経済はおそらく20%以上の縮小となろう
結果はシナリオをわずかに上回る程度
労働市場が安定化する兆しはほとんどみられず
雇用は2023年まで新型コロナ以前の水準に戻らないだろう
急速な回復は見込めない
マイナス金利の証拠について精査している
精査することと、実行することは別なものであること明白
重要なのは金融セクターと経済の信頼感回復に努めること
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《本日予定されている主な経済指標》

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(22日までの週)20:00
予想 N/A 前回 -2.6%(前週比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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