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心理的節目110円がマジノライン

達人の予想 

ドルとの逆相関の金に注意

12日(木)の英国総選挙を無事に通過しても、12月15日(日)の米国による対中制裁「第4弾」で何が起きるか分からないと言う事で、16日(月)のリスクに対して売りヘッジしていた向きが、英総選挙保守過半数獲得「合意あるブレグジット」+「米中貿易協議合意」との報道で、売り方の巻き戻しが加速した。これが、週末リスクオンに伴うドル高の背景。

今晩の海外市場で、もう一段の織り込みをするなら、16日(月)には、警戒されていた下向きリスクではなく、上向きリスクが高まる。ただし、クリスマス休暇・年末年始休暇を控えて、ポジティブサプライズを織り込んだ後は、利食い先行となる可能性には注意したい。

今回のリスクオン相場で、ドル円が110円を上抜けるか否かの指標として、ドルとの逆相関のNY金が11月安値を割り込むか否かに注目したい。株式市場が世界的に堅調であるにも関わらず、NY金の調整は足元で限定的となっている。株高であるもののドルの上値が重いことが、金の下値を支えている格好だ。終値ベースでNY金が11月安値を割り込むようなら、ドル円は110円乗せ、割り込まないなら110円には乗せずに、年末年始要因もあり、早目のリスクオン相場収束となる可能性もあるだろう。

週足一目均衡表では、トレンド変化が起こりやすいと言われる対等数値や雲のねじれの重なる時間帯に差し掛かっており、心理的節目110円を乗せてくると、雲の上限を抜け押し目買い基調に。反対に雲で頭を抑えられると、戻り売り基調継続となる。ドル円110円が強弱のマジノラインだが、ダマシを避けるためにも、NY金の11月安値水準の攻防に注目したい。

執筆者 菊川弘之

執筆者 : 菊川弘之 |日産証券調査部 主席アナリスト

日産証券調査部 主席アナリスト 商品投資顧問・証券会社の調査部・ディーリング部長などを経て現職。日経新聞、時事通信などにマーケットコメント・解説を寄稿。TV・ラジオなど多数メディアにも出演中。みんコモ人気コラムニスト

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