ニュースキンが決算受け大幅安 ガイダンスを嫌気＝米国株個別

（NY時間10:38）（日本時間00:38）
ニュースキン＜NUS＞　14.03（-3.40　-19.51%）

　美容・健康商品開発のニュースキン・エンタープライズ＜NUS＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価はネガティブな反応を示している。ガイダンスを嫌気している模様。第１四半期、通期とも予想を下回る見通しを示した。四半期配当の減配も発表している。

　これを受けてアナリストからの目標株価引き下も伝わった。第４四半期の好業績に影を落とす軟調な通期ガイダンスを指摘している。ただ、「売上高のガイダンスは１桁台後半の落ち込みを想定しているが、マクロの逆風が和らぐにつれて下期は改善傾向にある」とも述べていた。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.37ドル（予想：0.29ドル）
・売上高：4.89億ドル（予想：4.76億ドル）
・粗利益率：72.1％（予想：70.4％）

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0～0.10ドル（予想：0.34ドル）
・売上高：4.00～4.35億ドル（予想：4.80億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.95～1.35ドル（予想：2.05ドル）
・売上高：17.3～18.7億ドル（予想：20.1億ドル）

【企業概要】
　美容・健康関連商品を開発し、人から人への口コミによるマーケティングにより、世界各国で商品を販売する。美容・パーソナルケアのNu Skin、栄養補助食品のPharmanex、アンチエイジングに焦点を当てたageLOCの各ブランドで商品展開する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美