ロシアがガソリン輸出停止を検討、世界的な需給がひっ迫する恐れ
ロイター通信の報道によると、ロシアはガソリン輸出の禁止を検討している。ロシア国内の燃料不足回避や価格上昇を抑制するためであるという。ロシアのガソリン価格はすでに上昇しており、7月から石油企業への補助金を半減させる予定であることから、ガソリン価格はさらに上昇する見通し。
ロシアのウクライナ侵攻を背景に西側各国はロシアとの石油取引をほぼ停止しており、ロシアがガソリン輸出を停止しても、直接的な影響はない見通し。ただ、今年1-3月期のロシアガソリン輸出が前年比50%増と伝わっており、世界的な需要が堅調であることからすると、需給が逼迫するリスクがある。来週月曜日のメモリアル・デーは、米国がドライブシーズン入りする目安。夏場にかけて米ガソリン需要が拡大していく可能性がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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