リビアンが決算受け大幅安 生産台数の見通しが予想下回る＝米国株個別

　電気自動車（ＥＶ）のリビアン＜RIVN＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高が予想を下回った一方、１株損益やＥＢＩＴＤＡの赤字は予想ほど膨らまなかった。

　ただ、株価は冴えない反応を示している。生産台数が予想を下回ったほか、ガイダンスで通期生産台数の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。サプライチェーンの障害が圧迫した。

　アナリストは「通期の冴えないガイダンスは、主に同社のコスト削減イニシアチブの結果である」と指摘。ただ、「長期的な軌道を維持するために、いまは薬を飲んでいる状態。長期的には同社に利益をもたらすはずだ」とも述べた。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-1.73ドル（予想：-1.86ドル）
・売上高：6.63億ドル（予想：7.17億ドル）
・EBITDA（調整後）：-14.6億ドル（予想：-15.3億ドル）
・生産台数：1万20台（予想：1万423台）
・納車台数：8054台（予想：8584台）
・FCF（調整後）：-17.4億ドル（予想：-18.3億ドル）

（通期見通し）
・EBITDA（調整後）：-43億ドル（予想：-42億ドル）
・生産台数：5万台（予想：6万2800台）
・設備投資：20.0億ドル（予想：22.4億ドル）

（NY時間09:56）
リビアン＜RIVN＞　16.79（-2.51　-13.01%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美