カイデルオーソが決算受け大幅安 通期１株利益の見通しが予想を大きく下回る＝米国株個別

（NY時間10:40）（日本時間00:40）
カイデルオーソ＜QDEL＞　44.22（-22.56　-33.78%）

　医療診断機器のカイデルオーソ＜QDEL＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回ったほか、通期のガイダンスも公表し、通期１株利益の見通しが予想を大きく下回っている点が嫌気されている模様。

　今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き下げも伝わっている。「通期１株利益の予想未達は相当なもので、同社の基本的な利益プロファイルに疑問を投げかけた。未達はコロナ関連の売上減と関係しているようだ」と述べた。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：1.17ドル（予想：2.06ドル）
・売上高：7.43億ドル（予想：7.96億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.95億ドル（予想：2.72億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：2.40～3.07ドル（予想：5.07ドル）
・売上高：27.6～30.7億ドル（予想：29.5億ドル）
・EBITDA（調整後）：5.65～7.20億ドル（予想：8.01億ドル）

【企業概要】
　医療診断機器の開発・製造・販売を行う。感染症、心血管疾患、妊娠検査や女性の健康、胃腸疾患、自己免疫疾患、甲状腺疾患その他の病状の検出と診断に使われる機器は、病院、臨床検査室、緊急治療クリニック、大学、薬局などで使用され、販売代理店と直販部門を通じて販売される。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美