ロビンフッドが決算受け大幅高 仮想通貨とオプション取引が牽引＝米国株個別

（NY時間10:02）（日本時間00:02）
ロビンフッド＜HOOD＞　13.73（+1.89　+15.96%）

　ネット証券のロビンフッド＜HOOD＞が大幅高。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、経常収益が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡも予想を上回った。仮想通貨とオプション取引がトレーディング収入を牽引した。

　テネフＣＥＯは声明で「２３年は当社サービスのベロシティ（速度・作業量）が加速し続け、取引の市場シェアが拡大し、世界的な事業展開を開始した力強い年だった」と述べた。

　アナリストは「仮想通貨とオプション取引が第４四半期のトレーディング収入を牽引した。１月は１２月から水準が軟化したものの、１０、１１月よりはましだ」と指摘。同アナリストは、取引高改善により自身の２４年度の見通しを若干上方修正している。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益：0.03ドル（予想：-0.01ドル）
・経常収益：4.71億ドル（予想：4.57億ドル）
　　仲介取引：2.00億ドル（予想：1.91億ドル）
　　仮想通貨：0.43億ドル（予想：0.37億ドル）
　　金利収入：2.36億ドル（予想：2.36億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.33億ドル（予想：1.00億ドル）
・月間アクティブユーザー：1090万人（予想：1083万人）
・預かり資産：1026億ドル（予想：965億ドル）

【企業概要】
　最低口座残高の要件が無く、手数料無料の株式取引を提供する。音声サポートを含むカスタマーサポート機能を拡充するなど、投資経験の浅い顧客のニーズに合わせたサービスを行う。米国上場株式・ETF・オプション・ADRを扱い、子会社を通じた暗号通貨取引の他、プレミアムな有料サービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美