ドル売り基調継続、突っ込んだ売りには慎重

見通し 

ドル売り基調継続、突っ込んだ売りには慎重

FOMC後に安値わずかに更新も、その後105円台付ける動き
ユーロドルは1.18台も。

【東京市場】朝方一時104円台

ドル円は昨日NY市場に続いて、東京朝も一時104円台を付けるなど、ドル売り円買いの流れが続いている。
もっとも、104円台での売りには慎重姿勢が見られ、すぐに105円の大台を回復。
もっとも、戻りは105円20銭台までで、東京午後は105円00銭台での推移が中心となるなど、安値圏もみ合いの展開に。
 これまでのドル安進行が厳しかったこともあり、下値警戒感が出ているものの、基調はまだ下方向となっている。

 ユーロドルは1.1730前後での推移。東京市場は1.17台前半での取引に終始した。
月曜日に1.1770台まで上昇後、押し目は1.1700前後までとなっており、下値しっかり感が強い。
ただ、ドル円以上に直近のユーロ買いドル売りの勢いが強かったこともあり、さすがに過熱感もあって上値追いには慎重姿勢。

【ロンドン市場】一時104.80円近辺まで

 ドル売り基調が強まり、ドル円は一時104円80銭近辺まで。
ユーロドルが1.17台後半を付けるなど、ドル全面安基調に。
FOMC前ということで、ドル円が安値を付けた後105円近辺に戻すなど
突っ込んだ動きには調整が入ったが、基調はまだドル売り。
 

【NY市場】ドル安継続

 ドル安が継続。ユーロドルが一時1.18を付ける動きを見せた。

 注目されたFOMCはほぼ想定通りの結果に。
声明などは前回を基本的に踏襲した。
パウエルFRB議長会見では今後の米経済について極めて不確実と慎重姿勢を強調したことで
ドル売りが入る場面が見られ104円77銭と直近安値を更新も、そこまで。
その後105円台を回復するなど、突っ込んだ動きには慎重。
もっともNY夕方にかけて104円台での推移となるなど、戻りはかなり鈍い。
ユーロドルが1.1806まで、ポンドドルも一時1.30台に乗せており、ドル全面安基調に。

【本日の見通し】ドル売り基調継続へ

 ドル売り基調が継続。104円台での積極的な売りには慎重も
104円台の水準自体にはなれが出ており、戻りも鈍いことから
もう一段のドル売りは十分にありそう。
ユーロドルも節目の1.18を超え、2018年9月の高値1.1815に迫る動き。
ポンドドルなどでもドル売りが目立ち、ドルインデックスは2年超ぶりのドル安圏。
ただ、過熱感が薄い。ユーロドルなどはユーロ売りドル買い注文をこなしながら
少し戻して、下値しっかり感を確認して再び上という流れが続いており
まだ上をトライする余地がありそう。
大きな心理的節目1.20が視野に入ってきている。

 ドル円も心理的節目105円割れが常態化してきて流れが変わってきている印象。
もう一段の下トライがありそう。

【本日の戦略】ドル円は戻り売りか

 ドル円は戻り売りの流れ継続。
基調はまだ下方向も突っ込んだ売りに慎重姿勢が見られることもあり
振幅がある程度期待されることから、戻りを丁寧に売りたい。
実需筋が売り遅れていると一気の売りもあるだけに東京市場の動きには要注意。
 ユーロなどもドル売りの流れは継続。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《7/29 水曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.09  1.1716  123.13
高値  105.24  1.1806  123.79
安値  104.77  1.1714  123.02
終値  104.92  1.1792  123.71
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《7/29 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22397.11 -260.27
DOW   26539.57 +160.29
S&P    3258.44 +40.00
Nasdaq  10542.94 +140.85
FTSE   6131.46 +2.20
DAX   12822.26 -13.02
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《7/29 水曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.27(+0.23 +0.56%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1976.70(+12.80 +0.65%)
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《7/29 水曜日に発表された主な経済指標》

【豪州】
消費者物価指数(2020年第2四半期)10:30
結果 -1.9%
予想 -2.0% 前回 0.3%(前期比)
結果 -0.3%
予想 -0.5% 前回 2.2%(前年比)
結果 -0.1%
予想 0.1% 前回 0.5%(刈り込み平均・前期比)
結果 1.2%
予想 1.4% 前回 1.8%(刈り込み平均・前年比)
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.5%(加重平均・前期比)
結果 1.3%
予想 1.4% 前回 1.7%(加重平均・前年比)

【シンガポール】
雇用統計(2020年第2四半期)11:30
結果 2.9%
予想 2.9% 前回 2.4%(失業率)

【南アフリカ】
消費者物価指数(6月)17:00
結果 2.2%
予想 2.2% 前回 2.1%(前年比)
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 -0.6%(前月比)

【香港】
実質GDP・速報値(第2四半期)17:30
結果 -0.1%
予想 -0.1% 前回 -5.3%(前期比)
結果 -9.0%
予想 -8.3% 前回 -8.9%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(07/18 – 07/24)20:00
結果 -0.8%
予想 N/A 前回 4.1%(前週比)

卸売在庫(速報値)(6月)21:30
結果 -2.0%
予想 -0.5% 前回 -1.2%(前月比)

中古住宅販売成約指数(6月)23:00
結果 16.6%
予想 15.0% 前回 44.3%(前月比)

米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -1061.1万(5億2597万)
ガソリン +65.4万(2億4739万)
留出油  +50.3万(1億7839万)
(クッシング地区)
原油 +130.9万(5142万)
*()は在庫総量

FRB政策金利 30日3:00
結果 0.00-0.25%
予想 0.00-0.25% 現行 0.00-0.25%

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《7/29 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*格付け会社フィッチ
日本の格付け見通しを従来の「ステーブル」から「ネガティブ」に引き下げ

【米国】
*トランプ大統領
新型コロナウイルスのワクチンは、とてもとても早くに承認されるであろう
マスク、グローブ、ガウンの生産を促進
国防生産法を通じた融資を受けたイーストマンコダックとの取引を祝福

*パウエルFRB議長
第2四半期のGDPは過去最大の落ち込みを見込む。
ウイルス感染は急速に上昇。
FRBはできる期間、できることを行う。
人々が安全は感じるまで完全な回復はない。
感染拡大が経済を圧迫している兆候が見られる。
パンデミックはインフレに大きな影響を与えた。
食品価格の上昇は負担を増やした。
回復のために金融政策および財政政策の支援が必要。
貸出プログラムは民間の信用を拡大させた。
長期目標の声明変更を協議した。
近い将来にフレームワークの見直しを終える。

*パウエルFRB議長(質疑応答)
ドル資金の調達市場に懸念はみられない。
破綻企業にFRBが融資する計画は承知していない。
失業給付に具体的なアドバイスはしたくはない。
財政対応は迅速かつ、力強く、広範囲に及ぶ。 
追加の財政政策の必要がある。
レジャー産業には多くが仕事に復帰できないだろう。
リアルタイム指標は回復のぺースが緩んだことを示唆。
社会的距離の維持と速やかな経済再開は両立。
必要ならフォワードガイダンスと資産購入の調整可能。
ウイルスの動向が経済にとって最大のけん引。
利上げは検討さえ考えていない。
株式の購入は考えていない。
経済、雇用に明らかな減速がみられる。
減速が短期的かもしれないし、そうでないかもしれない。

*FOMC声明
ウイルスが著しいリスクをもたらす。
中央銀行へのドル供給レポとスワップ設定を3月末まで延長。
経済支援のため全範囲の手段を使用。
資産保有は現行ペースで増加。
経済が信頼感を得るまで維持。
投票は全会一致。
IOERは0.10%、公定歩合は0.25%維持。
経済活動や雇用は上向き。しかし、以前の水準以下。

【ユーロ圏】
*ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁
PEPP、出口戦略はインフレ次第となるとして当初予定よりも長期化する可能性を示した。
PEPPの購入枠については使い切ることになるだろう。

【トルコ】
*トルコ中銀
2020年末のインフレ予測は+8.9%(従来+7.4%)
2021年末のインフレ予測は+6.2%(従来+5.4%)
2020年末の食料品インフレ予測は+10.5%(従来+9.5%)
2020年の石油価格の平均価格予測は41.6ドル/バレル(従来32.6ドル/バレル)

【英国】
*ホールデン英中銀委員
イングランド北東部の不動産業者との会談では5月以降の急速な回復が指摘された。
一方で、より一層の失業の可能性など今後の見通しについては依然として不透明。
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《本日予定されている主な経済指標》

【スイス】
KOF先行指数(7月)16:00
予想 75.0 前回 59.4

【ユーロ圏】
ドイツ失業率(7月)16:55
予想 6.5% 前回 6.4%

ドイツ失業者数(7月)16:55
予想 4.1万人 前回 6.9万人

ドイツGDP・速報値(第2四半期)17:00
予想 -9.0% 前回 -2.2%(前期比)
予想 -11.5% 前回 -2.3%(前年比)

ユーロ圏失業率(6月)18:00
予想 7.7% 前回 7.4%

ユーロ圏消費者信頼感・確報値(7月)18:00
予想 N/A 前回 -15.0

ドイツ消費者物価指数・速報値(7月)21:00
予想 -0.3% 前回 0.6%(前月比)
予想 0.1% 前回 0.9%(前年比)

ドイツ調和消費者物価指数・速報値(7月)21:00
予想 -0.2% 前回 0.7%(前月比)
予想 0.3% 前回 0.8%(前年比)

【香港】
小売売上高(6月)17:30
予想 -24.0% 前回 -32.8%(価額ベース・前年比)
予想 -23.0% 前回 -33.9%(数量ベース・前年比)

【南アフリカ】
生産者物価指数(6月)18:30
予想 0.7% 前回 -0.3%(前月比)
予想 0.8% 前回 0.4%(前年比)

【米国】
実質GDP・速報値(第2四半期)21:30
予想 -34.8% 前回 -5.0%(前期比年率)

GDPデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 0.0% 前回 1.4%(前期比年率)

PCEコアデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 -0.9% 前回 1.7%(前期比年率)

個人消費・速報値(第2四半期)21:30
予想 -34.5% 前回 -6.8%(前期比年率)

新規失業保険申請件数(25日までの週)21:30
予想 143.0万件 前回 141.6万件

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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