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【これからの見通し】パウエル議長発言でドル高材料整う、視線は英欧中銀の動向に

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【これからの見通し】パウエル議長発言でドル高材料整う、視線は英欧中銀の動向に

 昨日のパウエル議長発言では、「最近のデータはインフレのさらなる進展の欠如を示唆。インフレについて確信を得るのにより時間がかかりそうだ。効果をもたらす時間をさらに与えるのが適切。」などと、直近の年内3回の利下げ観測維持からは、柔軟な姿勢変化がみられた。市場の利下げ開始後ずれ観測に寄り添う格好となり、一連の強い米経済指標とともにドル高材料が整っている。

 あとは、英国や欧州の中銀動向に視線が移動するか。先ほど発表された3月英消費者物価指数(CPI)は前年比+3.2%と前回の+3.4%から伸びが鈍化した。しかし、市場コンセンサス予想の+3.1%を上回った。また、サービス関連のCPIが前年比+6.0%と高止まりしており、早期利下げ開始の可能性がやや遠のく内容となっている。ポンド相場は買いの反応を示している。

 欧州にとっては、日本時間午後6時に3月ユーロ圏消費者物価指数・確報値が発表される。確報値ということで速報値ほどのインパクトには欠けるが、修正の度合いにはユーロ相場が反応しそうだ。欧州の経済状況は米国ほどは強くなく、ドル高・ユーロ安の支援材料となる公算が高そうだが、結果はどうか。

 きょうは発言イベント関連の予定が多い。欧州関連では、チポローネECB理事、デコス・スペイン中銀総裁、シュナーベルECB理事、ラガルドECB総裁などの講演が予定されている。英国関連ではグリーン英中銀委員、ベイリー英中銀総裁、ハスケル英中銀委員などの講演イベント参加が予定されている。米国関連では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表、メスター・クリーブランド連銀総裁の講演が予定されている。G20財務相中央銀行総裁会議(18日まで、米ワシントン)に鈴木財務相が出席する。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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