ドル円は154円台後半でほぼ膠着＝東京為替概況

ドル円は154円台後半でほぼ膠着＝東京為替概況
　　
　17日の東京市場、ドル円は154円台後半で動きがあまり見られず。朝からの値幅は13銭にとどまっている。介入警戒感があり154円台後半でのドル買い円売りに慎重も、下値もしっかり。昨日海外市場では154円70銭台から154円04銭まで急落する場面が見られるなど、神経質な動きが見られたが、東京市場ではそうした動きも見られず。
　　
　ユーロドルは昨日の海外市場で1.0600前後がしっかりしていたこともあり、昼にかけて1.0636までユーロ買いが入る場面が見られた。その後は上値が重くなり1.0610台での推移。
　　
　ユーロ円も対ドルでのユーロの動きに沿って、昼にかけて164円49銭まで上昇、その後164円10銭台へ下げるなど上値が重くなった。日経平均の下げなどを受けたリスク警戒の円買いも見られた。
　　
　NZドルは朝の第1四半期消費者物価指数発表で少し混乱が見られた。NZ統計局は当初前年比3.7%と第4四半期の4.7%から一気の鈍化と発表、その後4.0%に修正した。当初市場予想の4.0%を大きく下回る数字となってNZドル売りになったが、当局の修正ですぐに反発した。NZ当局は人為ミスによるものと発表している。
　NZドルは対ドルで0.5885前後から0.5861まで下げた。直ぐに反発し、0.5900台を付けている。対円でも91円00銭台から90円67銭へ急落、その後91円台に反発した。
　　
MINKABU PRESS 山岡和雅