【海外市場の注目ポイント】３月の米消費者物価指数など

　日本時間午後９時半に３月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比３．４％上昇、コアの大方の予想が前年比３．７％上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の３．２％上昇から加速する一方、コアの前年比の伸びが前月の３．８％上昇から鈍化するとみられている。全米自動車協会（ＡＡＡ）の集計によると、ガソリンの全米平均小売価格は３月に一段と上昇している。こうしたことが影響して、予想を上回る結果になるようであれば、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の早期利下げ観測が一段と後退し、ドルが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後１０時４５分にはカナダ中銀（ＢＯＣ）理事会の結果、同１１日午前３時には３月１９・２０日開催の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事録も発表される。ＢＯＣ理事会で政策金利は現行の５．００％に据え置かれることが確実視されている。
　
MINKABU PRESS