中国企業の上場廃止や、年金基金を通じての中国へのエクスポージャー制限検討との報道=NY為替
先ほど一部報道でトランプ政権が、米投資家による中国への資金流入制限を検討と伝わったことで、リスク回避の雰囲気が一気に広まり、ドル円は108円台から107円台へ急速に下落した。一時107.80円近辺まで下落したが、その後は買い戻しも出ており、現在は108円ちょうど付近で推移している。
トランプ政権は米投資家による中国への投資を制限する方法を議論しているとブルムバーグが関係者の話として伝えた。米中が貿易戦争の停戦交渉を進める中でその議論は行われており、米国からの投資規制は新たな紛争を生み、関税を遥かに超える混乱を引き起こす可能性があるという。
トランプ政権が検討している選択肢には、米証券取引所に上昇している中国企業の上場廃止や、米投資家が年金基金を通じて行っている中国へのエクスポージャーを制限するというのが案として挙がっているという。
関係者によると、具体的な方法やメカニズムはまだ決まっていないが、トランプ大統領は議論することについてはゴーサインを出したと伝えている。
USD/JPY 107.94 EUR/USD 1.0942
MINKABU PRESS 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。