東京株式(寄り付き)=売り先行、急速な円高がネガティブ材料に
2日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比270円安の3万8004円と続落。
前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開だったが、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも取引終盤に急激な上下動をみせた。FOMCでは事前の予想通り6会合連続の政策金利据え置きを決めた一方、量的引き締め(QT)の減速方針も決定した。会合後のパウエルFRB議長の記者会見では、想定よりもハト派寄りの発言となり、マーケットには安心感が広がった。ただ、その後に外国為替市場で投機的な円買いの動きがでて急速に円高方向へ振れており、これがハイテク株を中心に逆風材料となっている。為替動向を横にらみに方向感を欠き、日経平均は取引時間中も不安定な値動きとなることが予想される。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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