イラクは輸出制限を年内継続か=調査会社アーガス
調査会社アーガスの報道によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟のイラクは年内いっぱい日量330万バレルでの輸出制限を継続する可能性がある。関係筋の話として伝わった。OPECプラスの生産枠を超過した穴埋めとして、先月イラクは輸出量を数カ月間にわたって日量330万バレルまで抑制することを発表しており、この措置が年末まで続くもよう。イラクの輸出目標は、6月1日のOPECプラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)での決定に左右されないという。
一方、国際通貨基金(IMF)は北半球の需要期が本番を迎える7月以降、OPECプラスが増産を開始すると予想している。需要の高まりや供給制限によって、年後半は供給不足となる可能性がある。ただ、今年の世界の石油需要について、国際エネルギー機関(IEA)は引き続き悲観的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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