英MPC、6月利下げの可能性高めるも、コンセンサスはなお8月で変わらず=NY為替
きょうのポンドドルは、この日の英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて1.24ドル台半ばに一旦下落したものの、NY時間に入ってドル売りが優勢となっており、1.25ドル台に上昇している。本日の21日線が1.2480ドル付近に来ているが、その水準は維持されている格好。
英MPCだが、政策金利は予想通りに据え置かれたものの、9名の委員のうち2名が利下げを主張するなど、利下げ開始が接近していることを示唆していた。
市場は6月利下げの可能性を示唆するか注目していたが、ベイリー総裁は「6月利下げの可能性は排除しないが、計画もしていない」と述べるに留めた。次回6月のMPCまでにあと2回インフレ指標を確認できるとしている。
今回の決定を受けて市場も6月利下げの可能性を60%程度まで高めてはいるものの、コンセンサスは8月で変わらずとなっている。
GBP/USD 1.2521 GBP/JPY 194.72 EUR/GBP 0.8611
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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