続落、ガザ停戦協議の前進見通しで=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=81.93(-0.70 -0.85%)
ニューヨーク原油の期近は続落。パレスチナ自治区ガザの停戦協議が前進すると期待されていることが相場を圧迫した。イスラム組織ハマスに対して、イスラエルが譲歩する姿勢を示しており、リスク・プレミアムがやや後退している。ただ、停戦協議が行われているなかでもイスラエル軍は爆撃を続けており、ガザ地区における死者数は3万4000人規模まで拡大している。虐殺を続けるイスラエルの停戦案について、ブリンケン米国務長官やキャメロン英外相は寛大であると述べており、ハマスが反発していることは不透明な要因。
時間外取引で6月限は売り買いが交錯しつつも83.30ドルまで上げた。ただ、通常取引が始まると売りが強まり、80.95ドルまで下落した。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。