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ダウ平均は570ドル超の大幅反落 米雇用コスト指数受けFOMCへの警戒感 月末要因も=米国株概況

一般 

NY株式30日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均   37815.92(-570.17 -1.49%)
S&P500    5035.69(-80.48 -1.57%)
ナスダック   15657.82(-325.26 -2.04%)
CME日経平均先物 38175(大証終比:-295 -0.77%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。下げ幅は570ドルを超えた。この日発表の第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)が予想を上回ったことで下げ幅を拡大。ECIはFRBが重視している指標ともされており、この結果を受けて米国債利回りも上昇。米株式市場はネガティブな反応を示した。また、本日は月末ということもあり、ポジション調整の売りも出ていたようだ。

 取引開始前までに発表になった決算は概ね良好な反応を見せているが、明日のFOMCの結果発表を控えて、米株式市場はFRBのタカ派姿勢を警戒した模様。

 一部からは、明日のFOMCの反応は限定的になるとの見方も出ている。金利据え置きが確実視されているが、政策決定後のFRBの主なメッセージは、利下げは否定しないものの、判断にはさらに時間が必要で、明確な証拠が出るまで様子を見るといった内容が見込まれているようだ。FRBは現在の利下げの織り込みに満足しており、市場に大きな変化を与えることもないという。

 4月の米株式市場は月間で半年ぶりに反落して終えた。ただ、S&P500は昨年10月の安値から25%超上昇している。米経済が高金利に耐えられると見て、投資家がAI関連への投資を積極的に進めたことが背景にある。しかし、ここに来てFRBがタカ派姿勢を継続する一方で、頑固なインフレが経済を弱体化させるのではとの疑問も浮上している模様。

 医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、マンジャロおよびゼップバウンドといったGLP-1製剤が好調だった。
 
 3M<MMM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表。発表直後は時間外で売りが先行したものの、直ぐに切り返し、上げ幅を拡大している。同社はヘルスケア部門の分離独立に伴い。これまでの毎年増配の方針を撤回し、減配を表明した。ただ、スリム化した同社が不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算を投資家は好感している模様。

 オランダの半導体のNXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で上昇。第2四半期のガイダンスで予想を上回る1株利益の見通しを示した。

 アプリケーションのデリバリーコントローラの開発を手掛けるF5<FFIV>が決算を受け下落。第3四半期および通期のガイダンスに失望している模様。

 成人向けオンライン学習のコーセラ<COUR>が決算を受け下落。ガイダンスを嫌気している模様。第2四半期は予想を下回る売上高やEBITDAを示したほか、通期についても見通しを下方修正した。

 金融のソフトウエア開発を手掛けるブレンド・ラブス<BLND>が大幅高。投資会社のハベリ・インベストメンツが同社の1億5000万ドル分のゼロクーポン転換優先株を引き受けると発表した。

 オーツ麦を使った乳製品などを手掛けるスウェーデンのオートリー<OTLY>が決算を受け大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、EBITDAは赤字だったものの予想ほどは膨らまなかった。

 ティルレイ<TLRY>やキャノピー・グロース<CGC>など大麻株に買いが強まった。米麻薬取締局(DEA)が大麻を危険性の低い薬物に分類し直す動きがあると報じられたことが買いのきっかけとなった。

 GEのヘルスケア部門が分離独立したGEヘルスケア・テクノロジーズ<GEHC>が決算を受け大幅安。通期ガイダンスは従来の見通しを維持したが、その達成には下期に受注が回復する必要があるとの指摘が出ていた。

(NY時間16:23)(日本時間05:23)
3M<MMM> 96.51(+4.35 +4.72%)
イーライリリー<LLY> 781.10(+43.90 +5.95%)
NXP<NXPI> 256.19(+9.06 +3.67%)
F5<FFIV> 165.31(-16.82 -9.24%)
コーセラ<COUR> 10.22(-1.67 -14.05%)
ブレンド・ラブス<BLND> 2.45(+0.20 +8.89%)
オートリー<OTLY> 1.15(+0.15 +15.00%)
GEヘルスケア<GEHC> 76.24(-12.70 -14.28%)

ティルレイ<TLRY> 2.47(+0.70 +39.55%)
キャノピー・グロース<CGC> 14.88(+6.56 +78.85%)
クロノス<CRON> 2.94(+0.39 +15.29%)

アップル<AAPL> 170.33(-3.17 -1.83%)
マイクロソフト<MSFT> 389.33(-12.92 -3.21%)
アマゾン<AMZN> 175.00(-5.96 -3.29%)
アルファベットC<GOOG> 164.64(-3.26 -1.94%)
テスラ<TSLA> 183.28(-10.77 -5.55%)
メタ<META> 430.17(-2.45 -0.57%)
AMD<AMD> 158.38(-1.82 -1.14%)
エヌビディア<NVDA> 864.02(-13.55 -1.54%)
イーライリリー<LLY> 781.10(+43.90 +5.95%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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