アジア株 上海株は下げ幅拡大、米中の早期合意の可能性高くないとの見方

東京時間14:03現在
香港ハンセン指数　　 28930.31（-141.25　-0.49%）
中国上海総合指数　 3077.56（-23.89　-0.77%）
台湾加権指数　　　　 10619.18（+9.63　+0.09%）
韓国総合株価指数　 2180.41（-4.47　-0.20%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6193.90（+26.73　+0.43%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 38529.66（+142.91　+0.37%）

アジア株はまちまち。
上海株は0.77％安、一時1％超下げる場面も見られた。米中協議の先行きに対する懸念が高まっている。来週28、29日に北京で米中閣僚級貿易協議が行われる予定となっているが、米政府当局者らは米国と中国の合意が差し迫っているとの見方に否定的な見解を示しているもよう。当局者によると、トランプ米大統領は迅速な合意ではなく、確実に履行される合意を望んでいると述べている。また、トランプ米大統領は20日に中国にかけた追加関税について、解除することは議論していないと述べており、米中協議をめぐる懸念がくすぶっている。ZTEなどハイテクや通信サービス関連が総じて下落している。
上海株の下げを嫌気して香港株もマイナスに転じている。
豪州株は堅調、約2週間ぶり高値をつけている。前日の米株式市場でナスダック指数が1.4%高となったことを受けハイテク関連が軒並み上昇している。また、年内２回の豪利下げ観測も出ており銀行など金融株も買われている。