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FOMC受けてドル全面安に

見通し 

FOMC受けてドル全面安に

予想を超える慎重な姿勢
バランスシートの調整は9月末で国債が終了
ドットプロットは年内据え置き示唆

ポンドはメイ首相の6月末まで期限延長要請などに売りが優勢に
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《3/20 水曜日》    
       ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  111.39  1.1352  126.47
高値  111.69  1.1448  126.79
安値  110.54  1.1336  126.36
終値  110.70  1.1413  126.38

—+—+—+—+—+—+—+–+–
《3/20 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  21608.92 +42.07
DOW   25745.67 -141.71
S&P    2824.23 -8.34
Nasdaq  7728.97 +5.02
FTSE   7291.01 -32.99
DAX   11603.89 -184.52

—+—+—+—+—+—+—+–+–
《3/20 水曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=59.83(+0.80 +1.36%)
ブレント先物5月限(ICE)(終値)
1バレル=68.50(+0.89 +1.32%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1301.70(-4.80 -0.37%)

–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《3/20 水曜日に発表された主な経済指標》

ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(2月)16:00
結果 -0.1%
予想 0.2% 前回 0.4%(前月比)
結果 2.6%
予想 2.9% 前回 2.6%(前年比)

【南アフリカ】
消費者物価指数(2月)17:00
結果 4.1%
予想 4.1% 前回 4.0%(前年比)
結果 0.8%
予想 0.9% 前回 -0.2%(前月比)

小売売上高(1月)20:00
結果 1.2%
予想 1.4% 前回 -1.6%(-1.4%から修正)(前年比)

【英国】
消費者物価指数(2月)18:30
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 -0.8%(前月比)
結果 1.9%
予想 1.8% 前回 1.8%(前年比)
結果 1.8%
予想 1.9% 前回 1.9%(コア・前年比)

生産者物価指数(2月)18:30
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 -0.3%(-0.1%から修正)(仕入・前月比)
結果 3.7%
予想 4.1% 前回 2.6%(2.9%から修正)(仕入・前年比)
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.0%(出荷・前月比)
結果 2.2%
予想 2.2% 前回 2.1%(出荷・前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.4%(出荷・コア・前月比)
結果 2.2%
予想 2.3% 前回 2.4%(出荷・コア・前年比)

小売物価指数(2月)18:30
結果 0.7%
予想 0.7% 前回 -0.9%(前月比)
結果 2.5%
予想 2.5% 前回 2.5%(前年比)
結果 2.4%
予想 2.5% 前回 2.5%(前年比・除くモーゲージ利払い)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(03/09 – 03/15)20:00
結果 1.6%
予想 N/A 前回 2.3%(前週比)

FRB政策金利 21日3:00
結果 2.25-2.50%
予想 2.25-2.50% 現行 2.25-2.50%

【ブラジル】
ブラジル中銀政策金利 21日6:00
結果 6.50%
予想 6.50% 現行 6.50%

【NZ】
GDP(第4四半期)21日6:45
予想 0.6% 前回 0.3%(前期比)
予想 2.5% 前回 2.6%(前年比)

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《3/20 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【日本】
*黒田日銀総裁
最も適切なイールドカーブの形成を促している。
長短金利操作で企業、家計の経済活動しっかり支援。
長短金利操作で極めて緩和的な環境作り出している。
中国の実体経済はやや弱めの動きが広がっている。
今後も注意深く点検していきたい、中国経済で。
おそらく日銀はハト派。
仮に目標に向けたモメンタム損なわれれば緩和検討。
手段はさまざまな対応が考えれる。
国債買い入れ増額含め適切な方法を検討、追加緩和で。
(参院財政金融委員会で答弁)

*内閣府、月例経済報告
景気は緩やかに回復しているとの基調判断は維持。
景気はこのところ輸出や生産の一部に弱さもみられる、を追加。
生産の判断を下方修正、2カ月連続。
景気の総括判断を下方修正。

【英国】
*英政府報道官
メイ首相は長期の離脱延期を求めない。
今後、議会の同意を得るにはより時間がかかるだろう。
しかし、英国民は3年近くも待たされてきた。
国民は議会の失敗にうんざりしている。
英首相も国民とともにフラストレーションを感じている。

*メイ英首相
離脱期限を6月30日に延長すること求める。
長期の離脱期限延長には反対。

【ユーロ圏】
*ユンケル欧州委員長
英国が3月29日に離脱しない公算高まっている。
EU首脳らは離脱延期の確定について来週に会合開く見込み。
ユンケルEU委員長、5月23日を超える延期に反対。

*トゥスクEU大統領
英国の延長、29日までに英議会で協定を合意できることが条件

【米国】
*米FOMC声明
政策金利 現状維持
バランスシート調整 9月末で停止予定
声明 景気判断 前回の堅調から減速に 金利調整に辛抱強くなれるの文言維持
プロジェクションマテリアル 成長見通し引き下げ、失業率 上方(悪化)へ修正

*パウエルFRB議長 FOMC記者会見
FEDが辛抱強くあり、見て、待つにはとても良い時期(Great Time)
12月の小売売上、他の指標から矛盾
全体として金融の脆弱性が高まったとは見えない
金融安定化の管理の主たる手段は規制
銀行は前回の危機よりも良い資本状況
バランスシートは年末までにGDP比対17%程度に。
3.5兆ドルよりも若干高い水準に
英国のブレグイットが秩序ある解決となることを望む
賃金上昇は良いこと、低賃金労働者に向かう
FRBは英国とEUのブレグイット協議を注視
我々の政策によるドルへの影響を求めない
落ち着いた物価圧力は辛抱強くなれる理由の一つ
インフレターゲットへのサポート方法について柔軟にみている
賃金上昇はインフレにとって悪いものではない。
政策は今いいところにあることから現状維持している
貿易協議はリスク要因
弱い小売売上を無視できない

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《本日予定されている主な経済指標》

【豪州】
失業率(2月)9:30
予想 5.0% 前回 5.0%

雇用者数(2月)9:30
予想 1.50万人 前回 3.91万人

【スイス】
スイス中銀政策金利 17:30
予想 -0.75% 現行 -0.75%

【香港】
消費者物価指数(2月)17:30
予想 2.1% 前回 2.4%(前年比)

【英国】
小売売上高(2月)18:30
予想 -0.4% 前回 1.0%(前月比)
予想 3.3% 前回 4.2%(前年比)

公共部門ネット負債(2月)18:30
予想 -8億ポンド 前回 -158億ポンド

英中銀政策金利 21:00
予想 0.75% 現行 0.75%

【米国】
新規失業保険申請件数(16日までの週)21:30
予想 22.5万件 前回 22.9万件

フィラデルフィア連銀景気指数(3月)21:30
予想 5.0 前回 -4.1

景気先行指数(2月)23:00
予想 0.1% 前回 0.0%(-0.1%から修正)

【カナダ】
卸売売上高(1月)21:30
予想 0.5% 前回 0.3%(前月比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値(3月)22日0:00
予想 -7.1 前回 -7.4

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】ドル円一時111円69銭近辺

 20日のゴトウビということもあり仲値がらみの買いが出て、
ドル円は一時111円69銭近辺での推移。
ユーロ円やポンド円などもしっかりで、円売りが優勢に。

 その後は値を落としてもみ合いに。

 米中通商協議への警戒感から資源国通貨が下落。
豪ドルは午前中に0.7080台から0.7050台へ。
その後はじりじりと値を戻す展開。

【ロンドン市場】ポンド売りの場面

 メイ首相がEU離脱に関して、6月30日までの延期を要請と発言。
長期の延期を求めない姿勢を示したことで
ポンド売りが広がった。

 ユンケル欧州委員長は(欧州議会選挙前の)5月23日までか、かなりの長期かを求めており
EU側からの反発も予想されるところ。

 ポンドは1.3250近辺を付ける動きから1.3147まで。
その後は買い戻しが入り、1.32台を回復。

 ドル円は小動きながら頭の重い展開。
FOMCを前に様子見ムード。

【NY市場】FOMCは予想以上に慎重

 注目のFOMCは予想以上に慎重な姿勢が見られた。
政策金利の現状維持は事前見通しと一致。
年内の終了を見込まれていたバランスシートの調整については
国債に関して5月からのペースを半分に鈍化、9月末で終了と
規模、時期ともにより緩和的に。
声明では、景気判断を減速に下方修正。
ドットプロットでは年内据え置き見通しを示唆した。

 こうした状況を受けて、ドルは全面安に。
ドル円は111円台半ば前後から111円の大台をしっかりと割り込んで
110円50銭台まで値を落とす格好に。
 FOMC前までは揉み合いが続いていた。米株の軟調地合いが重石も、下値も限定的に。

 ユーロドルが1.1350近辺から1.1450手前を付けるなど、
ドルは全面安の動きとなった。
 ユーロ円は限定的に動きにとどまっており、円主導ではなく、ドル主導の展開に。

 ロンドン市場でメイ首相がEUに対して6月30日までの離脱期限延長を要請豚報道に値を落としたポンドは
その後の揉み合いから、FOMCでのドル売りで対ドルでいったん回復も、その後再び軟調。
 ユンケル欧州委員長は5月23日までか、より長期の延長しか認めないと発言、
トゥスクEU大統領は延長を認めるには今月29日までに協定を議会で合意することと発言するなど
欧州側からの反発などが重石となっている。
対円ではドル円の下げにポンドドルの下げもあって値を落とし
東京市場の148円台から145円台後半までの大きな動きに。

【本日の見通し】ドル安基調意識

 FOMCでの相当慎重な姿勢は、ドル売りの中期的な流れを呼ぶ可能性。
今後110円割れも視野に入ってくる。
米中通商協議の難航も、タイミングが悪い形でドル売りを誘う可能性があり
ドル安円高リスクを意識する展開になりそう。

【本日の戦略】111円近辺に注意

110円台後半での推移が続くかどうか。
111円手前には売りが入ってもおかしくない。
その手前でいったん売りに回り、大台をしっかり回復でストップという流れか。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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