【東京市場】仲値公示にかけてドル円強含むも、FOMC控えて値幅は限定的
20日の東京外国為替市場で、ドル円は111.69円付近まで上げた。仲値公示にかけて円売り・ドル買いが入ったが、フローが一巡すると動意を失った。
今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明文を公表するほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見を行う。FF金利中央値や景気見通しの下方修正が想定されているものの、ドル売りは見られず。ドル円は今月初めからの三角持ち合いを維持している。
ドル円に連動して、ユーロ円は126円後半、ポンド円は148円前半まで水準を切り上げた。ユーロドルは1.13ドル半ば、ポンドドルは1.32ドル半ばで小動き。
米中通商協議の難航が意識されているなかで、オセアニア通貨は対主要通貨で下落。豪ドル/ドルは0.70ドル半ば、NZドル/ドルは0.68ドル前半まで軟化。対ユーロでもオセアニア通貨は下落した。ただ、豪ドル円は78.78円付近まで下落後、NY終値水準まで切り返し、下げ幅をほぼ消している。円売りや対NZドルでの豪ドル買いが下支えとなった。
minkabu PRESS編集部