【東京市場】ドル高強まる、ポンドは高値から調整
ドル円は111円台半ばを超えて111円63銭を付ける動きとなった。朝は株がしっかりとなり、ドル円を押し上げる動きに。前日の米株の上昇を受けて、日経平均に加えアジア株も当初上昇の動きとなり、リスク選好の円安に。
その後、中国の経済指標、小売売上高、鉱工業生産、都市部の調査失業率などが軒並みかなりの弱さとなり中国株が軟調に。深セン総合が2.5%を超える下げとなるなど、かなりの売りが強まる中で、日経平均も上げ幅をほぼ打ち消す動きとなったが、ドル円は高値圏もみ合いが続いた。
ポンドドルでのドル買いなどもドル高円安に寄与。ポンドはNY市場夕方の合意なき離脱拒否可決で1.3380台まで上昇し、少し戻して1.3340近辺で東京朝を迎えていたが、その後も調整の動きが続き1.3240近辺までと朝から100ポイントの下げに。今日のEUへの離脱延期を求める採決が行われるが、こうした不透明感の続く展開が続く中で、ポンド買いにも慎重な姿勢が見られている。
ユーロは1.13台前半もみ合い。ポンドの不安定な動きの影響は限定的。
minkabuPRESS編集部山岡和雅