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【NY市場】ドル円は調整モードも下値底堅い 声明受けカナダドル下落

見通し 

 きょうのNY為替市場でドル円戻り売りが優勢となり、一時111.60円近辺まで値を落とす場面が見られた。米株が調整モードを強め利益確定売りが優勢となる中、米国債利回りも下げており、ドル円も戻り売りに押される展開。

 この日発表になったADP雇用統計は予想を下回る内容だったものの前回分の上方修正を考慮すれば、米雇用の力強さは堅持されている。明確な売る理由は見当らないが、市場は次の材料探しのムードが強まっており、年初からの上げもここに来て一服している状況。特に景気の底堅さを示す米経済指標や、米中貿易協議の実際の合意などを待っている気配も見受けられる。

 目先の下値ポイントとしては100日線と200日線が111.40円付近に来ており意識される。しかし、下値を試そうという雰囲気までは見らず、底堅さは堅持している。

 ユーロドルは下げ渋り1.13ドル台を維持。序盤に瞬間的に1.1285ドル近辺まで急速に下落する場面が見られた。一部報道が関係者の話として、ECBは新たな長期貸し出しオペ(TLTRO)を実施するのに十分なほど成長やインフレ見通しを下方修正すると伝わった。明日ECB理事会が開催されるが、今回はスタッフ見通しも同時に発表される。

 ECBが再び刺激策に動く内容ではあるが、ユーロの下げは一時的に留まり直ぐに戻している。明日の理事会でTLTROに関する何らかのアナウンスがあることは市場も既に織り込んでいると見られており、市場からはユーロ売りの反応は限定的になる可能性も指摘されていた。きょうの反応を見た限りにおいては、その見方は正しいのかもしれない。

 ユーロドルは21日線が1.1330ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。

 ポンドは下げ一服となっているものの上値は依然として重い。ポンドドルはNY時間に入って買戻しも見られ1.31ドル台後半まで戻しているが、1.32ドルは回復することなく伸び悩んでいる。前日は一時1.30ドル台に値を落とす場面が見られていたが、なお下値を試す動きは続いているようだ。

 市場は合意なき離脱への警戒感は大きく後退させているものの、メイ首相とEUとの間で英議会に提案する合意をなかなか見出せていない。きのうのバルニエEU首席交渉官とバークレイ英EU離脱担当相、コックス英法務長官の会談も不調に終わったようだ。ただ、メイ首相は来週12日に予定している議会の採決は予定通り実施する意向を変えていない。雰囲気的には一旦、EU離脱延期のシナリオが色濃くなっている印象もある。

 きょうはカナダ中銀の金融政策が発表され、カナダドルは売りが強まっている。政策金利は予想通り据え置きとなったが声明では、「利上げの時期の不確実性が高まった」と言及し、利上げバイアスを後退させている。一部では利上げバイアスは温存されるとも見られていただけにネガティブ・サプライズとなったようだ。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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