まもなくカナダ中銀政策委員会 利上げバイアス残すか注目＝ＮＹ為替

　商品市場で原油相場が軟調に推移する中、カナダドルはきょうも売りが優勢となっており、カナダ円は８３円台半ばまで値を落としている。このあと日本時間０時にカナダ中銀の金融政策委員会の結果が発表される。金利は据え置きが確実視されており、注目は声明やポロズ総裁の会見となりそうだ。カナダ中銀は利上げバイアスを残しているが、今回はそれを温存するか注目される。

　先日発表のカナダのＧＤＰが弱かったことから、市場では利上げ期待が後退している。消費者物価指数（ＣＰＩ）も２％以下で推移しており、利上げを急ぐ状況でもない。しかし、利上げバイアスの文言は残ると見ている向きが若干多いようだ。

カナダ中銀政策金利　7日0:00
予想　1.75%　現行　1.75%

USD/CAD　1.3376　CAD/JPY　83.56

minkabu PRESS編集部　野沢卓美