カナダ円は83円台に下落 明日はカナダ中銀政策委員会 利上げバイアスを残すか注目=NY為替
午後に入ってカナダドルは売りが一服しているものの、きょうも軟調な動きが見られている。ドル買いが優勢となっており、対ドルで下落している面が大きいが、対円でも下落しておりカナダ円は83円台に値を落としている。21日線が83.70円付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。
明日はカナダ中銀の金融政策委員会が予定されている。金利は据え置きが確実視されており、注目は声明やポロズ総裁の会見となりそうだ。カナダ中銀は利上げバイアスを残しているが今回はそれが温存されるか注目されている。
先日発表のカナダのGDPが弱かったことから市場では利上げ期待が後退している。消費者物価指数(CPI)も2%以下で推移しており、利上げを急ぐ状況でもない。しかし、利上げバイアスの文言は残ると見ている向きが若干多いようだ。
USD/CAD 1.3337 CAD/JPY 83.87
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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