ISM指数受けドル円は一時112円台乗せ 今回はポジティブな内容=NY為替
先程からドル円の買いが強まっており、一時112円台に乗せている。日本時間0時に発表になったISM非製造業指数が予想を上回ったことでドル買いが強まっている模様。12月、1月は景気の先行き不透明感や政府機関閉鎖などで低下が続いていたが、閉鎖も解除されたことから米サービス業のセンチメントは回復している模様。
先週発表になった製造業はセンチメント回復の鈍さを示していたが、製造業の場合は海外経済や米中貿易問題の影響も色濃く出ているのかもしれない。個人消費など米内需の底堅さを示しているとも言え、きょうの結果はポジティブな内容ではある。
なお、雇用指数は前回から低下していた。週末に米雇用統計の発表を控え気がかりな結果ではあるが、必ずしも傾向が一致するとは限らない。
ISM非製造業景気指数(2月)詳細
総合 59.7(56.7)
事業活動 64.7(59.7)
新規受注 65.2(57.7)
雇用 55.2(57.8)
入荷水準 53.5(51.5)
仕入価格 54.4(59.4)
輸出 55.0(50.5)
輸入 48.5(52.0)
()は前回
USD/JPY 111.95
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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