GDP弱くカナダ売り目立つ 来週はカナダ中銀の金融政策委員会=NY為替
きょうはカナダの売りが目立っており、カナダ円も84円台前半に下落している。ロンドン時間には200日線を上回っていたものの、NY時間に入って再び200日線の下に沈む展開。この日発表になったカナダのGDPが弱い内容だったことで失望売りを強めている模様。今週発表になっていた消費者物価指数(CPI)も2%を下回る水準が続いており、インフレ面からは利上げを急ぐ必要はない。
来週はカナダ中銀の金融政策委員会の発表が予定されているが、金利は据え置きが確実視されている。注目は声明になるが、今回のGDPの結果からすれば、ハト派な内容も期待される。しかし、いずれ利上げの可能性に言及した文言は残る可能性も指摘されているようだ。ポロズ総裁はもう少し指標を確認したいところかもしれない。
USD/CAD 1.3303 CAD/JPY 84.19
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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