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【ロンドン市場】序盤は地政学リスクに反応も、ポンド買い継続でムード緩和

見通し 

27日のロンドン市場は、ポンド買いが動きが継続。ロンドン朝方にはパキスタンとインドの緊張が高まったことで円高の動きが広がった。欧州株は軟調にスタート。ドル円とともにクロス円も下押しされた。しかし、英下院でのEU離脱関連法案の審議および採決を控えて、ポンド買いが再燃。離脱期限の延長への期待が広がっている。ポンドドルは1.33台、ポンド円は147円台へと上昇する動きに円高の動きは相殺されている。ドル円は110円台前半から半ばへと下げ渋り。ユーロ円は125円半ばから126円手前まで反発。バイトマン独連銀総裁は、金利ガイダンスを変更する緊急性はない、基本シナリオは金融政策の正常化、と明言した。そのなかで、リスク動向に敏感な豪ドルは上値重く推移している。ベトナム、ハノイでは米朝首脳会談が始まった。会見はあす行われる。

ドル円は110円台半ばでの取引。東京市場では110.60付近での揉み合いが続いたが、ロンドン朝方には売りが先行。パキスタン、インド機2機を撃墜、パイロットを拘束、との一報で地政学リスクが広がり、一時110.36レベルまで下落。欧州株安もムードを悪化させた。しかし、ポンド買いの動きが強まると、クロス円とともにドル円も110.50台まで下げ渋った。

ユーロドルは1.13台後半での取引。東京市場ではじり安の流れが続き、ロンドン朝方には1.1373レベルまで下押しされた。しかし、ポンドドルの上昇が強まるとユーロドルも買われ、一時1.1404レベルと前日高値を上回った。その後はやや動きが一服、1.1390近辺で取引されている。ユーロ円は下に往って来い。125.80-90レベルから一時125.54レベルまで下落も、その後は買い戻しが強まり125.90台まで反発。この日発表された2月ユーロ圏景況感は2016年11月以来の低水準だった。バイトマン独連銀総裁は、金利ガイダンスを変更する緊急性はない、基本シナリオは金融政策の正常化、と明言しておりユーロ相場の下支えとなった面があった。独政府によると、同総裁の続投が決定されている。

ポンドドルは1.33台前半での取引。東京市場では弱保ち合いとなり、ロンドン朝方には1.3233レベルまでじり安となった。しかし、ロンドン勢は再び買いで参入。1.32台後半から一時1.3336レベルまで買われた。安値からは100ポイント超の上昇。ポンド円も146.17レベルまで軟化したあとは買い一色。高値を147.31レベルまで伸ばした。その後も高止まりとなっている。このあと英下院でEU離脱関連法案が審議・採決される予定。市場では前日のメイ英首相の発言を受けて、期限延長案が可決されることが期待されている。市場筋によると、オプション市場ではポンド・コール(買う権利)がポンド・プット(売り権利)の約4倍の引き合いがあるという。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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