コカコーラが決算冴えず大幅安 炭酸飲料の消費減が影響=ダウ採用銘柄
コカコーラが大幅安となっておりダウ平均を圧迫。10-12月期決算を発表しており、1株利益や売上高は予想通りだったものの、米国や南米でのケース単位の販売量が減少していたことが嫌気されている。米国は1%、南米は2%減少した。通期の利益見通しが冴えないことも嫌気されている。ダイエットコ-ラやコカコーラ・ゼロなどゼロカロリー製品は堅調だったものの、全体的な炭酸飲料への消費が減少していることが影響した。輸送コストが増加したことも圧迫。コスト高を補うために値上げを実施したが、これが消費者離れに繋がった。
クインシーCEOは同社の中核事業を炭酸飲料から移行しようと試みている。英コーヒーチェーンのコスタを買収したが、それが成長を加速させるか圧力にさらされている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.43ドル(予想:0.43ドル)
・営業収益(調整後):71億ドル(予想:70.7億ドル)
・ケース販売量:0%
米国:-1%
南米:-2%
アジア:2%
(通期見通し)
・1株利益:-1%~+1%
・中核売上高:4%
・資本投資:20億ドル
(NY時間09:45)
コカコーラ 46.32(-3.47 -6.99%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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