ドル高円安基調継続、株高など支え、NZドルは中銀理事会受けて上昇=東京為替概況
ドル円は一時110円70銭を付けるなど、ドル高円安基調が継続した。株高の動きなどが円安を誘う展開に。日経平均が一時300円を超える上昇となり、ドル円、クロス円を支えた。
ドル円は前日の高値を超えて上値を試す展開となったが、売りが断続的に入っており、値幅は抑えられた。もっとも押し目も鈍く高値圏もみ合いに。
昨日の海外市場で1.13台にしっかりと乗せたユーロドルは1.13台前半での揉み合い。
目立ったのはNZドルの上昇。午前10時のNZ中銀金融政策理事会は事前見通し通りの現状維持。声明では利上げ時期の見通しを2021年第1四半期まで先送り。2019年、2020年の据え置き見通しを示した。市場は豪中銀同様に利下げの可能性を示すことを期待していたこともあり、一気にNZドル買いに。さらに11時に行われた中銀総裁会見で、利下げの可能性は高まっていないと明言されたことで、さらにNZドル買いとなった。結果発表前に0.67台前半を付けていたNZドル/ドルは0.68台半ばを付ける動きに。
minkabuPRESS編集部山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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