「★1月21日予想」日本電産ショック
6594日本電産が下方修正を発表しました。米中貿易戦争の影響から中国向けの需要が減少していることが要因で、営業利益を1950億円から1450億円に下方修正しました。日本電産の永森会長が「12月の変化は尋常じゃない。この変化を甘く見てはいけない。」とコメントしており、今後、日中貿易戦争の影響が日本企業の決算にも影響を与える可能性が高そうです。仮にこの流れが継続するようであれば、今後も下方修正を発表する企業が増える恐れがあり注意が必要でしょう。
中長期的な相場展望としては、マイナス要因として、「米中貿易戦争」や「英国のEU離脱に伴う混乱」などの外部要因に加え、「消費増税」という大きな内部要因があります。一方プラス要因として考えられるのは「東京オリンピック需要」くらいしか見当たらず、ここから大きく日本株が上昇トレンドに入っていくのは難しいと考えています。今のタイミングはまさに2012年から続いた上昇トレンドから下落トレンドへの転換点だと考えており、株価が大きく上下するのではないかと考えています。例年以上にボラティリティが大きくなりそうですのでしっかりと対策を立てておくことをおすすめします。21日の日経平均株価は引き続き相場の転換点にあると判断し小幅安と予想します。