【東京市場】ドル円109円ばさみ
17日の東京市場でドル円は109円を挟んだ展開に。米株高やメイ英首相の不信任決議否決の影響でNY市場夕方に109円台まで持ち上げられて迎えた東京朝の市場。ポジション調整の動きに押される形で大台を割り込むと、午前中に108円84銭まで値を落とす展開となった。
プラス圏で始まった日経平均がマイナスに転じるなど、株安の動きが優勢になったこともドル円クロス円の重石となっていた。
もっともアジア株式市場で中国株の買い戻しが強まると、ドル円、クロス円でも買い戻しがやや優勢に。東京株式市場も下げ幅を縮めて後場を迎え、日経平均が瞬間プラス圏を回復するなど、一時の軟調地合いが収まったことで、落ち着いた展開に。
もっとも109円台を積極的に買い上げるだけの勢いには欠けた。
メイ首相の不信任決議否決を受けてNY市場夕方に1.29手前まで上昇したポンドドルは1.2980台を中心にしたもみ合いから、午後に入って少し売りが入り1.2960台に。上値の重さにポジション調整が入った格好。
minkabuPRESS編集部山岡和雅